消えたバーン(涙)

消えたバーン(涙)
はい、こちらは、カンザスの当たり前の光景。。。
果てしなく平らで、何もありません。






おや?何か地面に。






ロール状の物体がたくさんあります。

この物体は、家畜のえさになる干草です。干草を平らにして、
コンパクトに巻いてあるのです。近づくと、自分の身長より断然高いくらいです。遠目ですと何だか可愛い!

農場に行きますと、これをボンって馬や山羊などの
餌場に置いています。←大胆です。
動物たちは、横から食べ始めます。だんだん形が崩れて
干草らしくなって行きます。

このHay(干草)の写真をずっと撮りたかったので、
嬉しいなあ〜って思っていたら!

今にも崩れそうで、その古さゆえのボロい雰囲気が大好きだった
ある農家のバーン(納屋)が、知らない間に取り壊されて
しまっているではありませんか!!私が写真を撮る間もなく。

すごくショックです。納屋と言っても、母屋以上に大きく、
雰囲気のあった建物です。赤い線の部分に、ついこの間まで
あったのに、、、。さすがにボロ過ぎて危険だったのでしょう。

こちらに来てまだ1年経たないのに、すでに町が変わっていく
のを感じます。ロスに10年住んで、その間に、すでに都会
だったあの町も、さらに開発が進みました。そして今は
残っている古いお家が、スタイルがあって素敵!と
流行しています。

カンザスも、いつかそうなって行くのでしょう。
誰も欲しくない古い家たちは、お手入れされずに、朽ち果てて
いると言っても過言ではありません。住人がどれだけ
お手入れして来たかで、全然状態が変わってきます。

そして、町からこういう古いお家がなくなった頃、
人々は、古い昔ならではの、スタイルの家が欲しくなるのです。きっと。。。
是非、今から大切にして行って欲しいと心底思いました。