レート石鹸

レート石鹸
冬休み中に、訪れたロサンゼルスでは、なかなかの珍品にめぐり合えました。

明治時代から、沢山の日本人が、アメリカへ渡っています。
だから、日本のアンティークものも、この太平洋側のカリフォルニアには多いはず。

それがまた、古い日系スーパーの片隅に、ちょこん、なんて置いてあったりするのです。
アンティークものが、、、。笑。

キルト作りが大好きなアメリカンの義母と、日系スーパーでお買い物中、

「ねえねえ、これどうかしら?」と、古い帯を見つけて、ご機嫌な様子の彼女。

夏っぽい、きれいなブルーとホワイトの麻風な帯。

さっそく、イヒヒ。とゲットし、家に帰って帯の縫い目をほぐしていきます。
(彼女は、キルトに使用したいので、帯として布をとどめいてる気はさらさらなし。)

中から、紙が出てきました。あー、帯の芯ね~。って、ボロボロの紙を見ます。
義母が、その紙を開いて見て。。。

その場にいた数人で、顔を見合わせてしまいました。

中から出てきたのは、なんともまあ、レトロなポスター。

何も言わずに、顔を見合わせ、そのまま私の手の中へ。
(みんな、わたし好みと知っています。笑)

この紙、石鹸のポスターみたいです。とてもセクシーな女性が描かれています。


調べてみましたら、明治11年(1878年)創業の平尾賛平商店というお店の品。

この石鹸は、大正13年(1924年)に、発売されたようです。フランス語の
クリーム(LAIT)という意味で、クリーミーな石鹸という意味だそうです。

このレート石鹸を調べていく中、色々な当時の石鹸や化粧品などの
情報が出てきます。

わたしが気になった他社商品は、マルセル石鹸、と、たまごシャンプー。
どちらも、想像を掻き立てられるネーミング!

でも、明治・大正の頃、石鹸は高級品。
日露戦争中の頃、軍以外ではあまり使用出来なかったとも、ありました。

今は、おしゃれな液体ソープになったりして、きれいな色やボトルにおさまった石鹸たち。

知人で、色々な石鹸を試してみて、一番いい!と最後にたどり着いたもの。。。

なんと、牛乳石鹸 だそうです!

アレルギー質なお肌を持つ彼女も、この石鹸を使うと、カイカイがなくなるそうです。

赤箱、青箱も可愛いですよね♪ ってパッケージに弱い私。

ずっとなくならないでいて欲しいなあ、、、と牛のロゴの牛乳石鹸を思うのでした。