年代: 1900年代初〜
こちらは、ワックス素材で型どられた、オレンジの花のティアラです。ウェディング・ベールの上にのせて、花嫁さんが使用したものです。ボリュームたっぷりで、大変ゴージャスな作りです。
ヴィクトリア女王が使用したことから、オレンジフラワーのティアラや、ドレスの飾りは当時、大変流行しました。オレンジは、その実をたわわに実らせながらも、同時に白い可憐な花も付けるとして、当時、大変縁起が良いものとされていたようです。また、その白い花は、花嫁の純潔をあらわしたといいます。実際には、当時オレンジの生花が季節的、地域的に手に入らないことも多かったため、このようなワックスフラワーのティアラが作られるようになりました。飾っているだけでも、うっとりの、ロマンティックなお品です。
サイズ: はじからはじまでの長さ 28cm、 中心の一番広い幅で約6cm
コンディション: 多少のワックスのカケや、時代経過の感がありますが、このタイプのお品としては、良好なアンティーク・コンディションです。丁寧に取り扱って頂ければ、実用も可能な状態です。