年代: 1920年代頃 フランス〜オーストリア
こちらは、ロマンティックな貴族のモチーフが素敵な、細かなプチポワン刺繍のバッグです。 ピンクの馬具で飾られた白馬たちが、豪華な馬車をひいてきたところです。 馬車の内側からは、白いドレスをまとった貴婦人が降りてきました。 邸宅の玄関先では、緑色のドレスを着た貴婦人や、青い衣装をまとった貴公子が、彼女を迎えています。
刺繍の縫い目は、各1ミリ以下で、大変細かい作りです。(1cm幅の中に、刺し目は、15-16目あります。) ここまで細かいものは、あまり見かけないレアなお品です。底やサイドも、赤〜ピンクの薔薇模様の刺繍で、びっしりとうまっています。 内側は、シルク地がはられていて、ポケットも2つあります。 ちょっとしたお出かけや、パーティに大活躍しそうです。 留め金部分も大変お洒落なデザインで、模様は型押しではなく、エングレービング(彫)されています。 いつまでも、見入ってしまうような、美しいお品です。
サイズ:
バッグ本体 横幅17.5cm x 丈(留め口除く)13cm
バッグあつみ 2cm〜
チェーンの長さ 約30cm
コンディション: 内側のシルク地に、昔入っていたであろう、お化粧品の汚れがちらほら見られます。年代経過のための自然な使用感かと思います。シルク自体は、しっかりとしています。金具部分は、多少使用感はありますが、こちらも、自然なものです。上記細かい点を記しましたが、今でもすぐにご使用可能な、良好なアンティークコンディションです。プチポワンの刺繍も、大変きれいで揃っています。すばらしいお品です。