年代:1800年代後半〜1900年頃
こちらは、有名なイソップ寓話の中の、狐と葡萄(すっぱい葡萄)を描いた、古い真鍮製ボタンです。狐がたわわに実った葡萄を見つめている様子が、丁寧に、細工されています。葡萄の実は、カットスティールで出来ており、光を受けて、多面にカットされた個所が光ります。
動物を中心に、色々な教訓を織り交ぜてある、おなじみイソップ寓話。紀元前には、その基本となるストーリーがまとめられていたと言います。こちらの、狐と葡萄は、高い場所にあるたわわに実った葡萄に手が届かない狐が、あの葡萄はまだ若くすっぱいに違いないと、悔し紛れに、捨て台詞を残して去ります。英語では、このストーリーを元に、負け惜しみのことを、”サワーグレープ” (すっぱい葡萄) と言います。童話から出た言葉です。面白いですね。
サイズ: 直径2.1cm
コンディション: 多少年代経過の感はありますが、全体的に良好なアンティークコンディションです。