年代: 1855年、 パリ、フランス
今から150年以上前の、フランスのファッション雑誌の挿絵です。写真が普及していなかった当時は、このように、エングレーヴィング(銅版画)の白黒印刷をベースに、職人さんたちが、スタジオで手描きで色付けをしたものが、ファッション雑誌の挿絵として使用されました。当時でも、上流階級の女性でしか見ることの出来なかった、贅沢なお品です。そっと紙を手で触れてみますと、今とは違う、どこか凸凹とした印刷のラインが感じられるのも特徴です。
こちらは、淡いラベンダーやグリーンのドレスをまとった女性たちに、やや幼い印象の少女が、カトリックのお祝いの衣装を身にまとっています。まるでウエディングドレスのような、清楚さ華やかさです。大変素敵な一枚です。是非、表装なさってお楽しみください。
サイズ: 25cmx15.8cm
コンディション: 左側にもともと製本されていた雑誌から離れた跡がありますが、イラスト箇所は、全て綺麗です。全体的に、自然な年代経過のための、セピア色がかったスポット等ありますが、150年以上前の紙物としては、大変良い状態です!紙も全体的に、とてもしっかりとしています。