年代: 1800年代
石版印刷よりも前の印刷手法、エングレーヴィング画(銅板画)の昔の本の挿絵です。ヴィクトリア時代らしいゴージャスなソファーや大きな鏡、その中に移る母子の様子です。床には犬までおります。母親のきりりと美しいお顔、そして女の子とお揃いであろう生地で作ったドレス。。。細かなところまで見れば見る程、当時の様子がうかがわれ、て楽しいですイメージです。
鏡に映った女の子のお顔がちょっとお面みたいな、平べったいところに、私は思わず笑ってしまいました。笑 でも全体の線の極細感といい、紙に手をそっと這わせると、銅板画ならではのインクの手触りなどが感じられます。 ドレスの裾の具合と良い、ソファーの房の垂れている様子、本当に丁寧な作業です。
ヴィクトリアンの雰囲気抜群の一枚です。
サイズ: 紙全体: 25cmx17cm
銅板画箇所: 17.4cmx12cm
コンディション: 大変良好なアンティーク・コンディションです。