年代 1865年〜頃 フランス
ポーケ・ブラザーズ・銅版画
1800年代、ポーケブラザーズ(Frères Pauquet)として人気を博した、二人の兄弟の作品のご紹介です。植物やファッションをモチーフとした銅版画で有名なアーティスト兄弟です。
こちらは歴史的有名人物と当時のファッションを描いており、醸し出す世界観が素晴らしい銅版画です。作品内に、アーティスト(兄弟のうちの一人の)サインが入っています。
★アーティスト
Hippolyte-Louis-Émile Pauquet 1797年生ー1871年没
★フランス、アンリ4世の愛妾であった、Gabrielle d'Estrées のポートレート銅版画です。この女性、単なる愛妾ではなく、アンリ4世の政治的・宗教的アドバイザーでもあり、プロテスタント派だった彼をカトリックにしてしまった程とか。すでに既婚だったアンリ4世を離婚させるには、離婚に厳しいカトリックに対して、子供がいない場合は離婚もあり得る、と例外を作り、自分が妃の座に就こうとしました。アンリ4世もその意向を示していましたが、実際には、結婚式も戴冠式も執り行われる前に、彼女が若くして亡くなってしまったそうです。
アンリ4世に深く愛されていた彼女。早すぎる死は、毒殺だったとの噂もあったそうです。まさに映画になりそうな短く太く生きた女性。そんな彼女の華やかなりし頃のイメージ画、ゴージャスなフレームに入れてお楽しみ頂ければと思います。、、、襟が凄いですね。(〃艸〃)
紙のサイズ全体 約 31.1cmx23cm
コンディション 全体的に、良好なアンティーク・コンディションです。