年代 1929年 フランス
アーティスト Louis Justin Laurent Icart (ルイ・イカ―ル)
French painter (1888-1950)
エッチング・銅版画タイトル Les Hortensias (紫陽花)
青い紫陽花が美しい、イカールの有名な作品です。アメリカはカリフォルニアの豪邸から出てきたものですが、長年愛されてお部屋に飾られていたようで、少しセピア色の変色が全体的にあり、右上に少しまだらな色合いな箇所もあります。イカールの作品としては、本当に色々なコンディションがありますが、その点を考慮したお値段設定と致しました。普通にお飾り頂く分には、まだまだお楽しいいただけます。雰囲気を壊したり、不快になるようなダメージはありません。ロマンティックなレディと紫陽花の風景、お部屋のアクセントにいかがでしょうか?
サイズ
フレーム全体 縦54cmx横65cm
版画(内側のマットフレーム箇所、版画の余白数センチ込)のサイズ
54.5cmx44cm
コンディション
年代による自然なセピアがかった印象、右上に少しもわっとセピア色化した箇所がありますが、全体的に大変良好な、すぐにお飾り頂ける状態です。
ガラス左下に、少し反射した斜め線がありますが、お品自体に問題はないです。
★1929年作のルイ・イカ―ルのオリジナル銅版画です。リプロダクションの印刷物ではありません。また、実際に見てみると、やはり迫力があり、いつまでもいつまでも見入ってしまう魅力があります。自分でもコレクター魂が沸いてきそう♪ 笑
★ルイ・イカ―ル★
フランスのペインター、銅版画アーティスト、グラフィックデザイナー
1888年、フランス、トゥルーズにて生まれる
1950年、パリにて死す
3歳の頃には、すでにアートでの才能が芽生え始めており、家に訪ねて来た叔母がイカ―ルの絵を見て、その出来具合に驚いたというエピソードが残っています。
パリに出て、当時のポストカード用の仕事で人の作品をコピーする仕事からキャリアを積みますが、すぐに自分のオリジナル作品を出し始め、あっという間に人気アーティストの仲間入りを果たします。
当時は、世界はエドワディアン期からアールデコ期への移り変わりの真っ最中、イカ―ルは、古典美術と新しいアート両方を取り入れ、すぐにパリのファッション関係の会社から、ファッションイラストの仕事が入ります。今でも、アールデコ期の美人画で有名なイカ―ルは、この仕事たちがベースになっています。ちなみに、彼の奥さんが多くの作品のモデルになったと言われています。
時は移り、第一次世界大戦、彼自身もパイロットとして参戦しています。そして、戦争色を強く出したポスターのイラストを出して行きますが、どこか物悲しくそして美しく、独特のポスターたちは、人の心に強く訴えるものがあったと言います。
アートデコ期に全盛期だったイカ―ル。かなりハードスケジュールで作品を数多く世に残しました。フランスを中心としたヨーロッパ市場向けの作品、それと同時にアメリカ市場向けの作品とダブルで製作活動をしていたものも多かったそうです。
そして、彼のアート性はピカソなどにも影響を与えたと言われています。
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