ヴィクトリアン・コーリングカード

当時の上流階級の間で使用された、(名刺)であったコーリングカード。石版印刷〜リトグラフ〜でカードが印刷された後、色写りがしないよう、カードの一枚一枚の間に、薄紙が挟まれていたと言います。素敵な字体のシンプルなものだったり、薔薇や鳩などエンボス凸凹加工のクロモス付のゴージャスなデザインだったり、、、それぞれ趣向の凝ったデザインです。当時は、親しくなりたい人の家の郵便受けにカードを置いて来たり、控えめな渡し方が多く、また、そのカードを受け取った側は、拝見しましたと、貰ったカードの端を少し折り返し、持ち主のポストに返したと言います。そのためなのか、カード端1か所が折れているものが多いのも確かです。なんともお上品なやり取り。まるで、花や木々を育てるように、時間をかけて愛情や友情を育てていた優雅な時代を感じます。

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