薩摩ボタン [STM062]

年代: 1900年代前半  日本製海外輸出品

遠い昔に日本から海外へ向けて輸出されていった、アンティーク陶器ボタンです。こちらは、富士山や船が描かれた、新年にもぴったりなおめでたい図柄が手描きされています。まわりの金彩も華やかです。小さなボタンにきゅっとつまった、美しい光景です。

欧米に比べますと、ボタンの歴史は浅い日本ですが、それでも1800年代には、西洋向けに、アイボリーに貝素材を細工したボタンや、このようなゴールドの絵付けがアクセントの薩摩ボタンなど、輸出されていきました。当地では、西洋風の飾り箱に入れられ、高価なお品として取引されていたそうです。

欧米のアンティーク服飾コレクターの間でも、大変人気のあるお品です。

サイズ: 直径 2.4cm

コンディション: 年代経過のための、釉に自然な貫入がちらほらあります。裏面に、製造時の釜キズが見られます。チップやかけなどのダメージはありません。ボタンの機能製も問題ありません。良好なアンティークコンディションです。

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