薩摩ボタン [satsuma02]

年代: 1900年代前半  日本製海外輸出品

遠い昔に日本から海外へ向けて輸出されていった、アンティーク陶器ボタンです。紅葉が金彩と共に丁寧に絵付けされていて、哀愁漂う雰囲気です。指輪やイヤリングに加工しても楽しいと思います。

欧米に比べますと、ボタンの歴史は浅い日本ですが、それでも1800年代には、西洋向けに、アイボリーに貝素材を細工したボタンや、このようなゴールドの絵付けがアクセントの薩摩ボタンなど、輸出されていきました。当地では、西洋風の飾り箱に入れられ、高価なお品として取引されていたそうです。華やかな金彩の薩摩製品は、特に欧米で人気を誇ったお品です。

薩摩ボタンや陶器は、今でも欧米のアンティーク服飾コレクターや、陶器コレクターの間で、大変人気のあるお品です。

サイズ: 直径 2.2cm 

コンディション: 裏面に、貫入のラインが出ていますが、アンティークの薩摩ボタンに良く見られる瀬戸物の自然な状態です。大変良好なアンティーク・コンディションです。