1800年代、フランス、ファッションプレート　銅版画 　コスチュームヒストリー [PBros001]

年代　1865年〜頃　フランス　

ポーケ・ブラザーズ・銅版画

1800年代、ポーケブラザーズ（Frères Pauquet）として人気を博した、二人の兄弟の作品のご紹介です。植物やファッションをモチーフとした銅版画で有名なアーティスト兄弟です。

こちらは歴史的有名人物と当時のファッションを描いており、醸し出す世界観が素晴らしい銅版画です。作品内に、アーティスト（兄弟のうちの一人の）サインが入っています。

★アーティスト　
Hippolyte-Louis-Émile Pauquet　1797年生ー1871年没

★作品の中の女性は、Louise de La Vallièreと記してあり、ルイ14世の愛妾であった女性の一人です。若く純情だった彼女は、ルイ14世に出会った当時、「ああ、あなたが王族でなければ良いのに、、、。」と、ため息を漏らし、王の身分ではなく彼自身に惹かれているその一言に、ルイ14世は一瞬にして恋に落ちたと言います。

女性ならではの計算があったのでは？と、後の歴史家たちは言いますが、どの文献も彼女の清純さを伝えているエピソードが多いそうです。真実の程は分かりませんが、ルイ14世にとっては、心休まる恋人だったのでしょう。

エレガントな装いの彼女ですが、生まれつき左右の足の長さがわずかに異なり、ハイヒールの高さで調整していたとも言います。

そんなことをおくびにも出さない美しい銅版画。ロマンティックな王様との恋を秘めた女性の姿です。

紙のサイズ全体　約　31.1ｃｍｘ23ｃｍ

コンディション　全体的に、良好なアンティーク・コンディションです。