【Louis Icart / ルイ・イカ―ル】オリジナル銅版画・水彩彩色
年代 1947年
アーティスト Louis Justin Laurent Icart (ルイ・イカ―ル)
French painter (1888-1950)
銅版画タイトル Sneak A Peek
古典小説の挿絵のための作品
小説名 Felicia Ou Mes Fredaines
(フェリシアまたは私のフレディネス)
初版は1775年にロンドン、またはベルギーで発行されたと言われていますが、数回再出版されて、出版される度に世間からバッシングを受けたと言います。
物語的には、快楽に焦点を当てた若い女性、フェリシアによる冒険的で愛情深い人生のお話。紆余曲折あった彼女の人生ですが、一人の女性一生のお話です。
当時としては、なかなかスキャンダラスな内容だったかと思いますが、こちらは、1947年に出版されたもので、挿絵画家は、フランスの有名なアーティスト、ルイ・イカ―ルです。アールデコ期の美人画(銅版画等)で有名ですが、このような古典的な小説用の挿絵も担当しました。
ルイ・イカ―ルが亡くなる3年前の作品です。
この本の挿絵としては、セピア風の地味な色合いの挿絵がほとんどでしたので、こちらのような銅版画に水彩で彩色した、淡い綺麗な色のものは希少だそうです。
カリフォルニア州の高級住宅に飾られていたもので、きちんとゴージャスなプロフェッショナルによる表装がされています。中身の版画を詳細チェックするために、表装を開いてみましたが、大変綺麗な状態です。版画に使用された紙のブランドも調査しましたが、当時のきちんとした製紙会社のもので、この本の挿絵シリーズに使われたものです。
イメージとしては、最初はびっくりするような場面ではありますが、女性のドレスの裾の軽やかさ、可愛らしいハイヒール、、、やはりアールデコ期の美人画で成らしたイカ―ルならではの魅力に溢れていると思います。見ているうちに、だんだんと素敵に見えて来る不思議。笑 これがイカ―ルの力なのですね。きっと。
額は木製にゴールドのギルド加工の重厚なものですが、曲線のモチーフなど優雅でゴージャスな印象です。大変しっかりとした良い作りのフレームです。
サイズ
フレーム全体 縦50cmx横43cmxあつみ3〜4cm程
版画(サイン箇所入れず)のサイズ
19.5cmx15cm
ホワイトマット枠の中のサイズ(サイン込)24cmx18cm
コンディション 銅版画は大変良好な状態です。美しいです。
額やガラス版(UVライトを防ぐためのアクリル板かと思われます)に、少しスクラッチが見られますが、実際にお飾り頂く分には、まったく問題ないと思います。
全体的に大変良好な、すぐにお飾り頂ける状態です。
★1947年作のルイ・イカ―ルのオリジナル銅版画です。リプロダクションの印刷物ではありません。
★ルイ・イカ―ル★
フランスのペインター、銅版画アーティスト、グラフィックデザイナー
1888年、フランス、トゥルーズにて生まれる
1950年、パリにて死す
3歳の頃には、すでにアートでの才能が芽生え始めており、家に訪ねて来た叔母がイカ―ルの絵を見て、その出来具合に驚いたというエピソードが残っています。
パリに出て、当時のポストカード用の仕事で人の作品をコピーする仕事からキャリアを積みますが、すぐに自分のオリジナル作品を出し始め、あっという間に人気アーティストの仲間入りを果たします。
当時は、世界はエドワディアン期からアールデコ期への移り変わりの真っ最中、イカ―ルは、古典美術と新しいアート両方を取り入れ、すぐにパリのファッション関係の会社から、ファッションイラストの仕事が入ります。今でも、アールデコ期の美人画で有名なイカ―ルは、この仕事たちがベースになっています。ちなみに、彼の奥さんが多くの作品のモデルになったと言われています。
時は移り、第一次世界大戦、彼自身もパイロットとして参戦しています。そして、戦争色を強く出したポスターのイラストを出して行きますが、どこか物悲しくそして美しく、独特のポスターたちは、人の心に強く訴えるものがあったと言います。
アートデコ期に全盛期だったイカ―ル。かなりハードスケジュールで作品を数多く世に残しました。フランスを中心としたヨーロッパ市場向けの作品、それと同時にアメリカ市場向けの作品とダブルで製作活動をしていたものも多かったそうです。
そして、彼のアート性はピカソなどにも影響を与えたと言われています。
#小説挿絵
#銅版画
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#フェリシアまたは私のフレディネス
Louis Icart
アーティスト Louis Justin Laurent Icart (ルイ・イカ―ル)
French painter (1888-1950)
銅版画タイトル Sneak A Peek
古典小説の挿絵のための作品
小説名 Felicia Ou Mes Fredaines
(フェリシアまたは私のフレディネス)
初版は1775年にロンドン、またはベルギーで発行されたと言われていますが、数回再出版されて、出版される度に世間からバッシングを受けたと言います。
物語的には、快楽に焦点を当てた若い女性、フェリシアによる冒険的で愛情深い人生のお話。紆余曲折あった彼女の人生ですが、一人の女性一生のお話です。
当時としては、なかなかスキャンダラスな内容だったかと思いますが、こちらは、1947年に出版されたもので、挿絵画家は、フランスの有名なアーティスト、ルイ・イカ―ルです。アールデコ期の美人画(銅版画等)で有名ですが、このような古典的な小説用の挿絵も担当しました。
ルイ・イカ―ルが亡くなる3年前の作品です。
この本の挿絵としては、セピア風の地味な色合いの挿絵がほとんどでしたので、こちらのような銅版画に水彩で彩色した、淡い綺麗な色のものは希少だそうです。
カリフォルニア州の高級住宅に飾られていたもので、きちんとゴージャスなプロフェッショナルによる表装がされています。中身の版画を詳細チェックするために、表装を開いてみましたが、大変綺麗な状態です。版画に使用された紙のブランドも調査しましたが、当時のきちんとした製紙会社のもので、この本の挿絵シリーズに使われたものです。
イメージとしては、最初はびっくりするような場面ではありますが、女性のドレスの裾の軽やかさ、可愛らしいハイヒール、、、やはりアールデコ期の美人画で成らしたイカ―ルならではの魅力に溢れていると思います。見ているうちに、だんだんと素敵に見えて来る不思議。笑 これがイカ―ルの力なのですね。きっと。
額は木製にゴールドのギルド加工の重厚なものですが、曲線のモチーフなど優雅でゴージャスな印象です。大変しっかりとした良い作りのフレームです。
サイズ
フレーム全体 縦50cmx横43cmxあつみ3〜4cm程
版画(サイン箇所入れず)のサイズ
19.5cmx15cm
ホワイトマット枠の中のサイズ(サイン込)24cmx18cm
コンディション 銅版画は大変良好な状態です。美しいです。
額やガラス版(UVライトを防ぐためのアクリル板かと思われます)に、少しスクラッチが見られますが、実際にお飾り頂く分には、まったく問題ないと思います。
全体的に大変良好な、すぐにお飾り頂ける状態です。
★1947年作のルイ・イカ―ルのオリジナル銅版画です。リプロダクションの印刷物ではありません。
★ルイ・イカ―ル★
フランスのペインター、銅版画アーティスト、グラフィックデザイナー
1888年、フランス、トゥルーズにて生まれる
1950年、パリにて死す
3歳の頃には、すでにアートでの才能が芽生え始めており、家に訪ねて来た叔母がイカ―ルの絵を見て、その出来具合に驚いたというエピソードが残っています。
パリに出て、当時のポストカード用の仕事で人の作品をコピーする仕事からキャリアを積みますが、すぐに自分のオリジナル作品を出し始め、あっという間に人気アーティストの仲間入りを果たします。
当時は、世界はエドワディアン期からアールデコ期への移り変わりの真っ最中、イカ―ルは、古典美術と新しいアート両方を取り入れ、すぐにパリのファッション関係の会社から、ファッションイラストの仕事が入ります。今でも、アールデコ期の美人画で有名なイカ―ルは、この仕事たちがベースになっています。ちなみに、彼の奥さんが多くの作品のモデルになったと言われています。
時は移り、第一次世界大戦、彼自身もパイロットとして参戦しています。そして、戦争色を強く出したポスターのイラストを出して行きますが、どこか物悲しくそして美しく、独特のポスターたちは、人の心に強く訴えるものがあったと言います。
アートデコ期に全盛期だったイカ―ル。かなりハードスケジュールで作品を数多く世に残しました。フランスを中心としたヨーロッパ市場向けの作品、それと同時にアメリカ市場向けの作品とダブルで製作活動をしていたものも多かったそうです。
そして、彼のアート性はピカソなどにも影響を与えたと言われています。
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Louis Icart