ハーリントン

ハーリントン
今日は、自宅より2時間東北へ、早起きして
仕入れがてらの観光に行きました。











高速を走っていてふと気がつきました。
すでに、風景は秋の気配です。




赤い壁をした田舎のバーン(納屋)も、
夏が終わった景色に、しっくりとなじんでいます。






カンザスに来て3度目の秋。
あれ?こんなに長くいるはずじゃあ、、、、。笑






今日行ってきた田舎町は、ミシガン州からやって来た、
デイヴィス・ハーリントンさんという方がこの地に定住し、
1887年、正式な町になったそうです。その名もハーリントン。

カンザス州にある町は、その多くは1800年代に建設され、
農地の中に、大小のオールドタウンがちらばって点在しています。

でも、このハーリントンは、その町の名前がつくよりずっと昔の1500年代、
スペインから宣教師がやって来ていました。
(日本にも、この頃宣教師たちが来ていますね)



当時のこの地の住民は、ネイティブ・アメリカン、いわゆる、インディアンたちです。
彼らに教えを説こうと、布教を試みたファーザー・パディラと言う宣教師、
志半ばに、この地で一生を終えたそうです。


今では、町外れに彼の名前のついた公園があります。


その後、300年たって、ハーリントンさんがやって来て
ドイツ系移民とスコットランド系移民を中心に人口が増えました。

先住民である数種族のインディアンたちとも仲良く、
みんな、平和に暮らしていたそうです。


シカゴとの流通が栄え、テキサスからの鉄道も敷かれ、
ダウンタウンエリアには、レンガづくりの商業ビルが並びました。
開拓移民が続々と入植して来た、1800年代~1900年代初頃。

いまだに、東ヨーロッパなどから、農業移民がやって来ています。

それでも、今は過疎化が進み、人口もわずか2600人足らず。









心地よい秋風の中、10分もあるけば、もう町外れ。






公園があり、鉄道のミュージアムがありました。

いつの頃のものか、、、、幌馬車も置いてあります。

こういう走り心地の悪い馬車で、何週間も大陸を渡った
当時の開拓民を思うと、大変だったのだろうなあ、と本当に思います。

私なんて、家から車で2時間走っただけで、疲れました。笑






街路樹には、ちいさな赤い実がなっていました。