2012年6月

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ただいま!
こんにちは!

ただいま!と、いきなりどこへ帰ったのか?

はい、この度、キャラメルが人生の半分近くを過ごした国、
アメリカより日本へ帰還致しました!
(先日、浮かれた軽井沢のブログをUP致しましたが。。。笑)

スーツケースをゴロゴロ引いて、留学のため一人で渡米した私。
色々なことがあった筈なのですが、実際の日本への帰国となると、
やることが山ほどあり、感傷にひたる時間もなかったです!

昨年くらいから、将来のこと、両親のこと、
自分の居るべき場所、日本か古巣のカリフォルニアか、
はたまたカンザスの田舎暮らしか。。。色々と考えるようになりました。

が、春先にキャラメル母が、体調をくずし急遽入院!
今度は考える暇もなく、ついに今年の4月中頃、日本へと戻って参りました。

4月、5月は、母を見舞いに通院の日々、そして、オットと日本での
巣をみつけるべく、不動産探し。おかげでショップのほうが、
すっかりお休み状態でした。m(_)m

この休業期間中、心配してメールをくださったお客様方に、
改めてお礼申し上げます。

メールを通じての皆様の温かいお言葉は、
私の人生のうち、もっとも大きな引越しの最中、
また、母の術後の大変だった時期と、本当に勇気付けられました。
心よりお礼申し上げます。

これからも、仕入れなどでは、アメリカやヨーロッパに出て行くと思います。現地の、楽しい話題、観光だけでは見られないような、ちょっと掘り下げた海外の様子を またご報告出来たらと思っています。

今は、隠居生活をしている両親の家に近い、長野県長野市におります。
少し裏道に入れば、古くからの水路や蔵作りの家や塀が並ぶ、
歴史ある古い町に引っ越してきました。

こちらも、お散歩中に、色々と面白いものが見つかります。笑
またブログ内にて、少しづつご紹介して参りますね!

いつも、カリフォルニア、カンザスを行ったり来たりでしたが、
今度は、皆様のいらっしゃる日本より、キャラメルを続けて行く予定です。これからのキャラメルの商品は、全て長野市から発送となります。

20年近く海外生活をして来ましたので、
私自身、浦島太郎的気分で、慣れないことも多いですが、
どうぞ、これからも宜しくお願い致します。

遅まきながら、帰国の挨拶とさせて頂きます。

2012年6月 キャラメルデザイン 
信州より ~軽井沢・旧三笠ホテル~
ご無沙汰しております、久しぶりのブログです。

4月中旬にカンザス州のお家を出て、
その後、オットの実家のあるロサンゼルスで数日を過ごし、
今、両親が隠居生活をしている、長野県におります。

カンザス→ロス→長野県の旅路は、とても遠かったです。ニガ笑

さて、しばらく信州滞在の私とオットでございますが、
この間、久しぶりに軽井沢へと行って参りました。

アウトレットが出来たり、色々なショップが並ぶ中、
私たちは、まったくもって反対方向へ。

ひっそりと森の中に佇む、旧三笠ホテルへと足を伸ばしてきました。

お天気も良く、駅から徒歩で行ったのですが、
森林の中の三笠通り沿いには、アメリカの広大な敷地の豪邸にも
負けないような別荘などもあり、改めて軽井沢の底力!?
を思い知りました。笑

わあ、緑がきれい~!軽井沢だなあ~!と、
気分が良かったのも、最初のうち。

そのうち、目的地までは結構な距離だと気がつき、
もくもくと歩く私たち。

横浜ナンバーの高級イタリアンカーや、
初老の上品なご夫婦などが、サイクリングで
軽やかに私たちを通り過ぎていきます。笑

そんな中、見えて参りました!旧三笠ホテル!!


明治37年(1904年)に、明治製菓・日本郵船の重役だった、
山本直良氏が着工、翌年完成した、西洋式ホテルです。


当時は、外国人をはじめ、日本の要人たちに利用され、
軽井沢の鹿鳴館とまで呼ばれたこともあったそうです。


その後、水害で失われた館があったり、
戦後はアメリカ軍オフィスとして軍に使用されたり、
数奇な運命を辿ったホテルですが、今は国の
重要文化財として、軽井沢町の所有となっています。


白い窓枠が印象的であり、その窓にあるガラスも、
当時の明治時代のままであるとか。


古いガラス窓は、まるで牛乳瓶の底のような感じで、
外の景色が微妙にゆがんで見えたりしました。
これはこれで、とても趣があります。
(でも、ずっと見ていると気持ち悪くなります。笑)


廊下もなんとなく床がゆがんでいたり、
古い木造建築であることが伺われます。


地震が多く湿度も高い日本で、こういった木造西洋建築が
残っていること自体、大変なことですよね。


建物の中は、まだ少し当時の家具が残っていたり、
後からレプリカの電灯を足したり、修復されつつ、
ひっそりとした印象です。


この旧三笠ホテルは、西洋館にもかかわらず、
設計・監督・施工と、当時にしては大変めずらしい、
全ての過程が日本人の手により進められました。


英国から取り入れた白いタイルがあるトイレは、
当時すでに、全て水洗式。最新の技術を取り入れ
頑張って作ったホテルです。


が、そんな頑張った西洋館。。。


うちのオットがポツ、っと呟きました。
これ、全部日本人が作った建物でしょう?

入り口で頂いたパンフレットも見ないうち、
まだ、解説も読まないうちに、ズバリと言い当てた彼。


なんで?分かる?と聞いたら、やっぱりどこか違うんだそうです。

いわゆる西洋のお国で育った彼には、
このホテルも、どこか疑洋風建築に見えるのかもしれません。

私たちが、西洋人が作った日本庭園などを見て、
中国的なモチーフなどを発見し、あれ?なんて
思うところに似ているのかもしれませんね。






そんなことを思いながらも、当時からの窓の鍵とか、
室内の家具にあるアーモア(洋服ダンス)に彫りこまれた、
旧三笠ホテルのロゴを発見して、何だか嬉しい私。





















クランベリーガラスの電灯は、当時のレプリカのようです。
アーモアは、アンティークで実際に使用されていたもの。
素敵ですね。






廊下の突き当たりにあった、サンルームや、
各部屋、明るい窓際にある洗面台なども
雰囲気抜群でした。















全体的に、リストア(修復)されつつも、
ちょっと怖いくらい当事のままの箇所も多く、
それが、本当の時の流れを物語っていました。







軽井沢の鹿鳴館。






華やかな時を経て、今はもういない当時の主人公たち。
残されたホテルは、想い出をたくさん抱えて、木漏れ日の中、
ひっそりと佇んでいました。






窓から入る明るい日差しと、廊下を渡る風が心地よい日でした。













★★★プレゼントのお知らせ★★★


しばらく信州に滞在予定のキャラメルですが、
6月2日から、キャラメルデザインでお買い物を
されたお客様に、画像の素敵なポストカードを
一枚プレゼント致します。



ローカルな国内は信州のポストカードではございますが、
綺麗な写真のものを選びました。



パワースポットとして人気の戸隠の杉並木、

島崎藤村が教鞭を握った小諸の景色、

可愛いりんごの実、雄大な山々、

軽井沢の古いチャーチなど、、、


どのカードが入っているか、どうぞお楽しみに!




*カードはたくさんご用意しておりますが、
在庫がなくなり次第、終了となります。


皆様のご利用、お待ちしております。(^^)


★6/9: 追記: ↑ 
上記プレゼント在庫分終了致しました。
皆様のご利用有難うございました!!






信州より。

キャラメルデザイン