2007年12月

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Angeles
LAに出発前のキャラメル、あたふたと準備に追われております。
それと言うのも、ダンナの父方の家族がものすごい大人数!!

ダンナの父方の祖先は、100年以上前に、お船に揺られて、カリフォルニアの
サンフランシスコへ到着したのでした。(船でってところが、なんだかロマン?笑)

日系3世の義父は、なんと6人兄弟(しかも全員男!)2世のおじいちゃんに脱帽!
ですので、その6人兄弟がそれぞれ家庭を持って、その子供たちが結婚して、、、、
ともう、エンドレスな家系図が構成されつつあります。それぞれの結婚相手も
白人だの、ラテン系だのロスらしいグローバルさ。

日本のお顔の人から、最後はもう、え?親戚?みたいな人まで、
色んな従兄弟たちがいたりします。

ですので、クリスマスはその中へ、ダイビングに行くようなもので。。。笑。
楽しくもあり、ものすごいエネルギーを必要とするホリデーシーズンです。

そんな中、日ごろから大変お世話になっている、
日本の方より素敵なお箱が届きました。

中から出てきたのは、、、かわいいカードをはじめ、コットンバッグ、
ミニバラのつぼみのポプリ、シルクとリネン地の編み編みショール、
そして、手作り(というレベルではなくプロ)の、ポーチや巾着類。
全てアンティークのお着物の布が素材かと思います。

この布たちを見たとき、わたしの中にあった、祖母への思い出が
溢れてきました。子供の頃、祖母の箪笥の中を見せてもらうのが
大好きでした。レトロなジュエリーや、着物類。それぞれに、
これはいつに作った着物、これには、こういう思い出がある、と
説明され、4~5歳だったわたしは、幼いなりに理解し、へえ~、
なんて明治女である、祖母の若かりし頃を想像したりしました。
祖母の、水色の缶に入った、浅田飴水飴を食べながら。

わたしのアンティーク好きは、彼女からの影響が大きいのだと思います。

懐かしい朱色の布地、やわらかな手触り、当時の思い出とつながって
ざわざわしたココロが、落ち着いてきます。

思えば、このギフトを送ってくださった方と、最初にお話をさせて頂いた
きっかけは、その方が、わたしの祖母の実家付近に、現在お住まい
なのを知ったからでした。思い切って、お話したら、もともとは
東京のマダムとのこと。でも、田舎の自然を楽しんでいらっしゃる様子で
とても元気なこの方に、いつもパワーを頂いていました。

祖母がめぐり合わせてくれた、天使みたいな方です。
そんなことを思いながら、おもわず胸に抱きしめたお品たちでした。

みなさまのまわりにも、いませんか?
天使みたいなタイミングで、やってきてくれる素敵なひとたちが。

***いつも当HPをご覧の皆様へ***

今年も、キャラメルデザインをご利用いただきまして、有難うございました。
どうぞ、素敵なクリスマスとお正月をお過ごしください。
年明けには、戻りますので、またHPでお会いしましょう!

Merry Christmas & A Happy New Year, 2008!
Caramel Designs
もうすぐ里帰り
今年のクリスマスから年明けまでは、ロサンゼルスの
ダンナの実家で過ごします。

どこからともなく現れる、猫のスクーターに会って、、、





あたたかな西海岸の日差しの中、義母のお庭でゆっくりして、、、






大好きな輸入食品のたくさんある、スーパーに行って、、、






冬でも、道行に咲いているお花を楽しみながら、ビーチへお散歩。

と、想像は膨らみますが、スーパーとか、住んでいた頃の日常生活ですね、これ。

普通がきっと、一番幸せ?
シーズ・キャンディ
もうすぐクリスマスですね。

この季節、色々なキャンディ・ギフトの詰め合わせが、店頭に並びますね。

こちらでは、飴もチョコレートも、まとめてキャンディーと呼びます。
わたしは、アメリカのお菓子は、チーズケーキとアイスクリームと
チョコチップクッキー以外は、マズイ!と思っていました。

だから、この老舗キャンディ屋のシーズキャンディにも、あまり興味はありませんでした。

ある日、知人が行きたいと言うので、一緒にお店に入りました。
ショッピングモールの中にある、このシーズ・キャンディのチェーン店、
ショーケースの中のチョコ、どれでも、いくつでもお試しが出来ます。
非常にあぶないお店です。笑。

お試しで1つ食べてみて、、、!?甘くない!

ホワイトチョコの中に、アップルやその他のフルーツが入っていて、
パイ味のものや、サマータイムという、くるみがたっぷりコーティングしてあるもの、
中はムースみたいな甘さ控えめな味のチョコ。

これならいける!と今では、店頭で新しいお味を試すのが楽しみになりました。

もちろん、まったり甘いミルクチョコなど、色々なお味がありますが、
わたしは、サマータイムをいつも注文します。
ぼそぼそとしたクルミの感じが日本の何かの和菓子みたいです。

だんなは、ノルマンディーという、ダークチョコが大好き。
オーダーすべきは、ノルマンディーなのに、いつも注文時に口から出る言葉は、、、

「”ナポレオン” を1ダース詰め合わせて。」 ←適当なオーダー。

お店の人もまた、何十個とチョコのあるショーケースの中を
「ナポレオン、、ナポレオン、、、」 って探しちゃってます!!

ありそうでない、ナポレオン・チョコ。
今日のお写真
100年前のファミリー・ポートレート(家族の集合写真)を見ていますと、
当時はカメラマンを呼んで、家族は全員正装しての、大行事だったのだろうなあと
しみじみ思います。

子供は動いてぶれている、おじいちゃんは目をつむってしまった!など
かなりお気の毒な写真が多いのですよ。
そのまま豪華にフレームされているので泣けてきます。
今のようにデジカメでチェックして、撮り直し!
なんてことは出来なかった100年前。

目をつむっていたら、それはそれで、100年後、こんなよその土地から来た
外国人(わたし)に見られて、あーだこーだ言われてしまう訳であります。笑

そんな中、今日は完璧なおしゃれさんの写真をご紹介。
冬の精?のようなコーディネートの巻毛の美少女です。
このお写真も、普通の古いおうちからのものです。
誰かのひいおばあさんの若い頃のお写真だったりするのでしょうね。
まるでモデルみたいです。つま先まで完璧!



そして、ふわふわとしている大きめバッグ(?)を見ると、、、、
ビスクドールが付いています。どこの子でしょう?





そして次は、普通のカップルの写真かと思ったら、
なんと結婚式の写真のようです。





ウェディングドレスは着ていなくても、しっかりとヴェールをかぶって、
胸にはコサージュを。りりしい(?)花嫁さん。









そして、最後は、ちょっとめずらしい写真です。

ゆるめに結い上げた髪、大きく開いた胸元、そして直立不動でない
リラックスしたポーズ。ダンサーや女優さんなど、ショービジネス系の
女性だったのではと思います。

ましてこの時代のカンザス(保守派クリスチャンの州で
大変きびしい規律が多かったのです。)では、めずらしい写真だと思いました。

この辺は、移民や住民のご先祖さまは、ドイツ、イギリス、フランスからが
ほとんどで、教会を中心のコミュニティーでした。

昔に、お酒反対~!と、高級ホテルのバーに石を投げつけた、
ガチガチ保守派のおばあさんもいました。(どちらが酔っ払いか?)
と思うくらい、このおばあさん、何回もこれをやったそうです。

と、話はずれましたが、、、、

金髪でなく濃い髪の色、そしてこの胸の開いたドレスは、
当時、びっくりものだったと思います。

裏に彼女のことが少し英語で記されていました。
どこの踊り子さんだったのだろう?とドキドキ読んでみたら。。。

{ヘレン、犬好きで何匹も飼っていた} とそれだけ。笑。

鼻の下の切れかかったライン、あとでフォトショップで
きれいにしてあげようっと。