100年前の日向ぼっこ

100年前の日向ぼっこ
セピア色がかった、1枚の写真があります。
枯葉も全て落ちてしまい、裸になった木々の向こうには、
フロントポーチで、日向ぼっこをしている女性がいます。

ウェーブのある髪をアップでまとめ、フリルのブラウスを
きっちりと着用、ロングスカート、そして、素敵なヒールのある
シューズをはいています。

とてもきびしいカンザスの冬。そのほんのつかの間の
晴れて暖かい日。そんな時、太陽の光にまぶしそうな目をした
彼女。100年の時を経て、今、この写真の中にいます。

実は、この写真の中にあるお家は、何代も同じファミリーに
受け継がれ、その都度修理をしながら、今も健在です。

写真の彼女が座っている、装飾のあるフロントポーチの木枠やフェンスは
長い年月の間に、すでに失われてしまいましたが、
暖炉の煙突や、お家全体はそのまま。今もその姿を留めています。

いつか、現在の姿の写真を撮りに行こうと思いつつ、、、
(もう、1年以上経ってしまいました。。。ニガ笑)

お庭の木々は、お家を隠すほどの、大木と化しております。。。