ちょっと日本

ちょっと日本
太平洋側のカリフォルニアに来て、あらためて思うのは、
内陸部と違い、本当に世界中のものが溢れています。

もちろん、日本からのものもたくさん見つかります。

1800年代にお船に揺られてやって来た、最初の日系一世たち。
うちのダンナは、半分日系で、日系4なります。
一体最初の先祖はいつ来たのか!??

東海岸と違い、歴史が浅いこちら西海岸。
カリフォルニアで、5代、6代、と古い家系はそうありません。

彼らは、日本だけでもない、また白人社会のまねでもない、
彼ら独自の文化・歴史をこの新天地で築いてきました。

もちろん、戦争時の激しい差別・強制収容所での4年間の生活にも耐え、
この土地でのカッコたる地盤を築いて来たのです。

そういった日系人の先輩たちのお陰で、後からやって来たわたしたちには、
とても居心地の良い場所、それがカリフォルニア州です。

今更、しみじみ、先人たちに対して、”ありがたい”と思います。

ヘイワは、一夜にして築かれたわけではないのですね。

画像は、ひょんな縁で、わたしのおうちにやって来てくれた
日本のお裁縫箱です。針山がコンパクトに収納可能なところが
気に入っています。鉄の金具使いも素敵。

ムルベリー(桑の木)で作られています。また、釘は使用されていないで
竹で出来た芯が、箱を支えています。明治頃のものと聞きました。

お隣にいるのは、市松人形。ジャンボ市松さんになると
わたしは、ドキッとしてしまうのですが、こちらは、
なんだか穏やかなイメージで、大きさもそれほどではありません。

お顔は、しっとりと落ち着いた感じのお嬢さん。

いずれ、日本へ里帰出来たら、と思っています。