カントリーロード(1)

カントリーロード(1)
先日、お仕事のため、朝もまだ暗いうちから、
東へ3-4時間、ドライブして参りました。

目的地であった、カンザス東の果てにたどり着き、
ついでだから、カンザス州とミズーリ州の境まで、
足をのばしてみました。

もっと北上してカンザスシティあたりの州境ですと、
都会で色々あるのですが、こちら、何もない原っぱの州境。

わくわくした割に、ただお互いの州の看板が立っていて、
ガソリンスタンドが一軒、ポツンとあっただけでした。

昔、何かで読んだことがあるのですが、
カンザスもミズーリも、ネイティブアメリカン(アメリカ原住民)
の言葉。。。いわゆるインディアンの言葉から由来しています。

ミズーリが、(カヌーをこぐ人々)の意であり、
ミシシッピ川やミズーリ川にそって栄えて来た地で
あることが伺えます。

カンザスは、(南風の人々)とのこと。
竜巻や、他でもいつもピューピューと、風が強いですから、
こちらも納得です。

ネイティブアメリカンたちは、何千年も前からこの地に
独自の文化を持って、自然と共に生きていました。
すっかり少数民族となってしまった今でも、こうやって
州名として、残っているのが、何だかとても嬉く感じます。

州名もその意味がわかると、ちょっぴり浪漫を感じるかな?
と、頭の中で色々な思いがめぐりますが、まわりの景色は
何もないですね。



途中、ちいさな町をいくつか通り過ぎました。
町の中心であっても、人っ子一人歩いていません。
1920年代以降、町の開発は止まったままなのが、
建物などから伺われます。





本当に静かで、時が止まってしまったような町でした。












可愛い靴屋さんがありました。営業してるようですが
これまた人の気配がありません。















あら、何だか可愛いヴィクトリアンハウス!
こちら、ベッド&ブレックファストを経営しているようですが、
外に(売家)の看板がありました。







街中を通ってもほとんど人に会うこともなく、
舗装されていない横道に進んでみました。

こちら、道端にトウモロコシが転がっていたり、かなりワイルドです。





牛さんと見つめあってしまいました。





この後、モオ~~~、、、という彼(彼女?)のオタケビのもと、
ゾロゾロと、どんどん牛さんたちがやって来ます!





モオ~(何だ)モオ~(何だ)と、一体何頭いるのか?







大騒ぎで行列を作ってやって来ます!

ゾロゾロ、ゾロゾロ、、、果てしなくやって来ます。





一斉にジーッと私たちを見つめ、、、←この辺で、かなり焦った私。



そして、何も出ない?とわかったのか、

結構あっさり、(つまらん) とでも言うかのように、

そっぽを向いてゾロゾロと、来た道を戻っていきました。







ゾロゾロ、、、ゾロゾロ、、、。











出逢った人間よりも、出逢った牛の数のほうが多かった旅でした。