ジャパン・トリップ(4) 奈良ホテル

ジャパン・トリップ(4) 奈良ホテル
東京駅や大阪中央公会堂の建築を手がけた、
建築家、辰野金吾氏によって設計された奈良ホテル。
1909年から営業開始した、由緒あるホテルです。



西の迎賓館とまで呼ばれた堂々たるつくり。



わざと日本風に、奈良の町に合うようにデザインされたと言いますが、
ちょっぴり当時の西洋建築の雰囲気も伝わってきます。










宿泊した著名人は、チャーリー・チャップリン、愛新覚羅溥儀、
アインシュタイン、ヘレン・ケラー、オードリー・へップバーン、、、、など数知れず。
天皇家とも縁の深い、クラシックホテルです。





奈良ホテルでのランチ。

懐石料理のコースを頂くことになりました。



まず、お品書き登場。

使用されているナプキンは、ダマスク織模様が
光に反射してきれいなリネン。→ついつい、リネンに目が行きます。笑



係りの方が、とても気持ちの良い、きめ細かな対応をしてくださって、
感心です。楽しいランチになりそう!!



色とりどりのお料理たちが、出てまいります。



どれも目にも舌にも美味しくって、(ブログのことをすでに考えていた私は)
まず(失礼して)、それぞれのお皿の写真を撮ってから食べる、、、と
思っていたはずが、だんだん、お喋りとご飯に集中してしまい、
お刺身など、完全に、写真を撮るのを忘れて、ぺロリと平らげてしまいました。



シマッタ!



お椀は、鯖のダシがしっかりときいています。
私は、鯖アレルギーなのをすっかり忘れて、飲み干してしまいました!汗。

(最初にちゃんと係りの方にお願いすれば、コースの中で
アレルギーのある食べ物や苦手なものは、他のものへと
替えてもらえるのに、鯖のことは、すっかり忘れていました~~!)

でも、美味しかったので後悔なしっ。笑 キッパリ。






こちらは、お口の中でとろけてしまうような、
お味噌風味のビーフ。





器も可愛いです。















きれいな自然カラーのおひたし。





その後、ほうじ茶とお豆で炊いたご飯が出てまいりました。
奈良の郷土料理と聞きました。コクのあるお味?とでも言いましょうか。
とても、美味しかったです。これ、お家でも食べたいな。





最後のデザートは、メロン、ぶどう、そしてカスタード入りの小さな大福です。

どれも、美味しくって大満足のランチでした!!


ああ、20歳過ぎてすぐにアメリカに渡ってしまったわたしが、
今、こういう懐石コースを、日本のクラシックホテルで、
外の綺麗な風景を見ながら頂く。


いつの間にか、すっかり!?大人になってしまったのだなあ(笑)、、、
とヒシヒシと実感し、嬉しくも、ほろ苦い、不思議な思いを
ミニ・カスタード大福と共に飲み込みました。笑


ご馳走様でした!


食後は、フロントロビーのはしのお土産コーナーで、お土産チェック!

日本のお土産品って、包みも可愛いし見ていて幸せです。

久しぶりの日本だから、余計そう思うのでしょうか。



少しホテル館内をお散歩。




古いつくりなので、ちょっぴり薄暗く落ち着いた館内。




大きなシャンデリアも迫力ものです。




赤い絨毯も、ここでなら許せちゃう。









窓の外に広がるしっとりとした風景。








しんとした空気の中、ホテルの歴史を感じ、
大好きなレトロ建築をエンジョイし、
ココロにも、栄養が行き渡ったようでした。