セピアカラー・フォト、1901年撮影

セピアカラー・フォト、1901年撮影
私は、趣味で古い写真を少しずつ集めています。

でも、夢中になって集めてしまう程でもなく、

ちょっと気になったもの、ストーリー性を感じるものなどを

ちょこちょことお商売の仕入れがてら、集めて来ました。

だいたいは、古いお家の蔵出しならぬ、屋根裏部屋から出てきたものを
そのご家族から直接譲ってもらうことが多かった、アメリカでの田舎暮らし。

こちらの写真も、そんなルートで手元にやって来た1枚です。

こちらは、当時にしてはめずらしく、動物がたくさん写っている写真です。

キリリと緊張したお顔のお兄さんの手には、可愛い犬。








結い上げた髪に、お花の髪飾りをつけたお姉さんの手には、猫。












ほほがふっくらとして、可愛い微笑みを見せる、
もう一人のお姉さんと、金髪の子供。
彼らの手には、3匹の子猫!がいるではありませんか。












これだけでも、なかなかめずらしい雰囲気のアンティークフォトですが、
最初のお姉さんに抱かれている母猫を見てください。








心配そうに子猫を見つめる、斜め下向きの真剣なお顔、視線。。。。








写真の裏には、当時の覚書がペンで入っていました。

ヴィクトリア時代も終わりを告げようとしている、
1901年頃の写真です。

今ではすっかりセピアカラーとなったフォトなのに、
なぜか今でも生き生きとしています。