ひさしぶりの味

ひさしぶりの味
先日、大好きなベーカリーのパンを頂きました。

このベーカリーは、LAから北に5時間、シェラ・ネバダ山脈のふもとに
ひっそりとたたずむ、Bishopという古い町にあります。
カンザスにいたわたしは、もう何年もここのパンを食べていませんでした。

カリフォルニア・ゴールドラッシュ時代に渡ってきたヨーロピアン移民が、
故郷のパンを恋しがり、このベーカリーがスタートしたのです。

新鮮な井戸水と、ファミリーに伝わるレシピで
シンプルなパンを売り始め、1938年には、特許を獲得。
今では、チーズパン、ハラピーニョの入ったスパイシーなパン、
色々とメニューがあります。

でも、昔からの石焼オーブンと、井戸水は変わらず使用。

ブラウン・バッグを開けたら、ふわ~っと、焼きたてのパンの匂い。
この匂いは、わたしをなんとも言えず、ハッピーにしてくれます。
あとは、金木犀の香りも大好き。

漠然としているのですが、なんだか楽しい思い出が、
匂いと共に、一緒に舞い戻ってくるような気持ちになります。

もぐもぐと4年振りの懐かしいパンを頂きながら、思い出した古い友人の一言。。。

”歯医者さんのオフィスの匂いが大好き!”  う~ん。。。笑