間違っちゃったお話
私の家の斜め向かい側には、公園がありまして、
ちょっと朝のお散歩に行ってまいりました。
公園入り口には、星条旗があり、
その下には、カリフォルニアの州旗が
風にゆらゆら。熊さんのイラストです。笑
そして、白い壁にくすんだグリーンのペイントが
可愛い、後期ヴィクトリアンのちいさな建物があります。
1800年代、この地にはじめて出来た学校です。
ロサンゼルス郡の、東北に位置するこの町パームデールは、
当時、アメリカ中西部にやって来ていた
スイスとドイツからの人々が、入植した町です。
カリフォルニアの海岸をめざし、何ヶ月もかけ、
大陸を渡って来た記録があります。
一同目指すは、話に聞いているとげとげの奇妙な葉を持つ、
パームツリー。この木を見たら、暖かな南カリフォルニアの証。
海岸が近い証拠だと。
実際に、サンタモニカなどの海岸までには、あと山を3つくらい
超えないと駄目だったのですが、(今では車で一時間ですけどね)
彼らは、砂漠や乾燥地帯に生える、とげとげの葉を
持つサボテン科の木(ジョシュアツリー)を見て、
「おお!これがウワサに聞いていたパームツリーに違いない!!
ここから海はすぐそこなのだ!!」
と、みなさん、この地で旅を終えて、落ち着いてしまったそうです。笑
生まれてこのかた見た事もない、パームツリーを夢に描き、
間違ってサボテンみたいな植物をパームツリーと思い込んでしまった。
← 海岸沿いに生えるパームツリー
← 砂漠に生えるジョシュアツリー
そして、町の名前はドイツ語で、’パームツリーの谷’とう意味である、
’Palmenthal’、と名づけられ、現在のパームデール市に至ります。
ちょっとした間違いで、町が1つ出来てしまったわけですね。
良く考えますと、すごいことでです!笑
そんな小話を思いながら、ヴィクトリアンのスクールハウスをチェック。
公開はしていないようで、鍵がかかっていました。残念。
でも、とってもちいさくて1部屋くらいしかありませんので、
窓から中の様子は良く見えます。
ここも、きっと何かの物語の中のように、
年の違う子供たちが、一緒に机を並べて
お勉強したのでしょう。
パームデールの1900年時の町の人口は、100人ちょっと。
その後、1950年代までは、眠ったように静かな町だったのが
空港が出来、そして、80年代のバブルにのって、新興住宅が
次々に建設され、郊外の町としては、驚くほどの成長を
遂げたそうです。
でも、海はやっぱり山の向こう。
彼らはその後、山を越え、海を見たことがあったのでしょうか?
ちょっと朝のお散歩に行ってまいりました。
公園入り口には、星条旗があり、
その下には、カリフォルニアの州旗が
風にゆらゆら。熊さんのイラストです。笑
そして、白い壁にくすんだグリーンのペイントが
可愛い、後期ヴィクトリアンのちいさな建物があります。
1800年代、この地にはじめて出来た学校です。
ロサンゼルス郡の、東北に位置するこの町パームデールは、
当時、アメリカ中西部にやって来ていた
スイスとドイツからの人々が、入植した町です。
カリフォルニアの海岸をめざし、何ヶ月もかけ、
大陸を渡って来た記録があります。
一同目指すは、話に聞いているとげとげの奇妙な葉を持つ、
パームツリー。この木を見たら、暖かな南カリフォルニアの証。
海岸が近い証拠だと。
実際に、サンタモニカなどの海岸までには、あと山を3つくらい
超えないと駄目だったのですが、(今では車で一時間ですけどね)
彼らは、砂漠や乾燥地帯に生える、とげとげの葉を
持つサボテン科の木(ジョシュアツリー)を見て、
「おお!これがウワサに聞いていたパームツリーに違いない!!
ここから海はすぐそこなのだ!!」
と、みなさん、この地で旅を終えて、落ち着いてしまったそうです。笑
生まれてこのかた見た事もない、パームツリーを夢に描き、
間違ってサボテンみたいな植物をパームツリーと思い込んでしまった。
← 海岸沿いに生えるパームツリー
← 砂漠に生えるジョシュアツリー
そして、町の名前はドイツ語で、’パームツリーの谷’とう意味である、
’Palmenthal’、と名づけられ、現在のパームデール市に至ります。
ちょっとした間違いで、町が1つ出来てしまったわけですね。
良く考えますと、すごいことでです!笑
そんな小話を思いながら、ヴィクトリアンのスクールハウスをチェック。
公開はしていないようで、鍵がかかっていました。残念。
でも、とってもちいさくて1部屋くらいしかありませんので、
窓から中の様子は良く見えます。
ここも、きっと何かの物語の中のように、
年の違う子供たちが、一緒に机を並べて
お勉強したのでしょう。
パームデールの1900年時の町の人口は、100人ちょっと。
その後、1950年代までは、眠ったように静かな町だったのが
空港が出来、そして、80年代のバブルにのって、新興住宅が
次々に建設され、郊外の町としては、驚くほどの成長を
遂げたそうです。
でも、海はやっぱり山の向こう。
彼らはその後、山を越え、海を見たことがあったのでしょうか?