緊張する本

緊張する本
ボロボロのヴィクトリアンブック。


見つけたきり、おうちの本棚の奥につんだままの、その絵本。
ある日、何気なく広げて見ました。


100年を過ぎて、それでも物語を伝えるべく、
かろうじてつながっている、セピア色のページたち。





愛らしい子供や美しい女性たち、元気な動物の挿絵、、、
通常のヴィクトリアンの、そんな優雅な光景はどこへやら。


どこか挑戦的で、意思のしっかりした少女の様子が
描かれています。


はさみを握り、美しい長い髪を切ろうとしているその姿。


きちんとした身なりの少女。


手に持ったはさみは、彼女のその長い髪を
今まさにカットしようとしています。





まだ読んでいない物語の挿絵、
非常にドキドキさせられます。。。