久しぶり

久しぶり
今日、カンザスでのお友達、パティから電話がありました。

特に用はないんだけど、元気かなと思って、、、
と、カリフォルニアの私たちまで長距離電話をくれたのです。
カンザスは、もう頭も凍るくらい寒い季節の真っ只中に突入です。

とりとめのないお喋りをして、電話へのお礼を言い、
また来年に会おうね、と電話を切りました。

彼女とは、アンティークディーラー同士、色々なセールで
顔見知りになりました。いつも、ディーラー間のゴシップの発信地!
私たちの、情報源の彼女でした。笑

ただお喋りな人なのか?と思ったら、他の人たちには
ぺらぺら喋りません。笑 なんだか、私たちにはとても
信用できるお友達となったのです。


10月のカンザスへの仕入れの際、
久しぶりにあったアンティークディーラーたちが
みんな、優しく大歓迎で迎えてくれたのに、
正直、仰天のわたしたちでした。

彼らは、お家開放セールで商品争い?をするライバル同士であり、
私は彼らのお客さんではありません。
ここでは、なるべく初出し・屋根裏発見物なるお品を集めたいと
通常、虎視眈々とセールを行なうお宅の扉が開くのを待つ、ディーラーたちです。

実は、ここに住んでいた頃の私は、どこかで彼らを”閉鎖的な
田舎の白人”、と思っていました。(ヒドイですね)
普通にお話などをしていても、どこかで、一線を引いていた私でもあるのです。

どころが今回は、みんな大きなスマイル、ハグ、
そして、住んでいた頃は喋ったことのない人たちまで、
しばらく見なかったけどどこへ行っていたの?
元気だった?と会話に花が咲きます。

みんな優しい。私たちのことをちゃんと覚えていてくれたのです。
寒い早朝のセールが、とても温かく感じました。

そして思ったのは、当時、慣れない新しい土地で、
どこか緊張して、かたくなになっていたのは、
私のココロのほうだったのかもしれません。

知らず知らずのうちに、閉鎖的になっていたのは、きっと私のほう。

みんな話し出したら、きっと優しい。最初に、ちょっぴり勇気がいるだけですね。
と、子供の頃の、新学期初日みたいなことを思うのでした。笑

一人、いつも真冬でも半ズボンに、つりバンドという、
変わっているおじいさんディーラーがいるのですが、
この方、今回長ズボンに衣装が変わっており、
話しかけられても誰だか思い出せず、、、

あ!半ズボンにつりバンドのおじいさんだ!

ズボンで人を覚えていた私です。汗。



画像: カンザスの冬の光景