ハンティントン・ライブラリー 本宅

ハンティントン・ライブラリー 本宅
以前お庭の風景をご紹介した、ハンティントン・ライブラリーです。

今日は、Mr.ハンティントンが、実際に暮らしていたお家のご紹介。

この方、もともとアメリカ東海岸のご出身なのですが、
家族で西海岸の交通開発事業に携わり、
南カリフォルニアの交通網を築き、財産を得た実業家でした。

当時、~美しい山から海岸線まで~ をフレーズに、
温暖な気候、美しい山々から海まで、両方楽しめる南カリフォルニアに
世界中からの観光客が集まりました。




こちらは、1911年築の邸宅です。

Mr.ハンティントンは、1913年にアラベラという女性と結婚し、
二人で、このお屋敷を拠点に、様々なヨーロピアンアートも
収集して行きました。


重い両開きのドアを開けると、
白いマーブルを基調にしたホールを抜け、

大小さまざまなお部屋がありました。

中でも高い天井で、一瞬冷たくもなりがちな空間に、
大きなタペストリーが飾られ、その場を温かいイメージに
しているのは、素敵だなあと思いました。






豪華なクリスタルシャンデリア。

こちらは、ダイニングルームです。








豪華なシャンデリアは、色々なデザインのものがありました。
























家具なども、趣味の良いものがたくさんありました。















そして、ダンスホールのように巨大な空間にある
ポートレート・ギャラリー、、、1700年代の
人物画を中心に、紹介しています。




ハンティントン・ライブラリー自慢の絵が
並びます。。。






こんなキュートなエンジェルの画も。









そして、こちらの羽飾りのついた貴婦人画。
線が細く、デリケートな印象です。


どなたでしょう?





こちら、映画、The Duchessのモデルとなった
Duchess of Devonshire, デボンシャー公夫人
ジョージアーナの肖像画なのです。

こんなところにも、来ていたのですね!







美しいロココ家具。
こちら、ベルサイユ宮殿にある、マリーアントワネットの
ジュエリー用キャビネットにそっくりです!





どこにもかしこにも、うめつくされた
美しいディテイル、、、どれもしっかり見ていたくて
頭の中が飽和状態!です。



















色々な美しい貴婦人のポートレートを見ましたが、
そんな中、なぜか印象に残った一枚を。











もう、若い盛りは過ぎたであろう、このご婦人。




でも、温かいまなざしや、この奥ゆかしい雰囲気は
若さと引き換えに手にした、落ち着きと自信でしょうか?







見ていると、どこか安心してしまうような、
やわらかい雰囲気のこの絵。


とても、印象に残りました。