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ハンティントン・ライブラリー ノースヴィラ
赤いカメリアが咲き乱れる小道。

誰かに呼ばれるように、細いわき道へ入ったわたし。


















こちらへどうぞ。 

今度は、ピンクのカメリアが、わたしを呼びます。






あなたの太ももにいる方は、どなた?







赤、白、ピンクのカメリアの向こうには、北の庭が広がっていました。















庭の左右に並ぶ、さまざまな神話の像たち。























ぶどうを搾って、ワインをつくるの?















水の止まった噴水。



























木漏れ日を受けて、まぶしい妖精。南を向いて何を考えているのでしょう。



まるで、時の止まったような場所。



何時間でも、ぼうっとしていたくなるような、美しい北の庭園でした。
ハンティントン・ライブラリー 春のお花たち
先日、まるで初夏のようなお天気の中、





大通りにあるチャーチを通り過ぎ、















きっちり芝の刈り込まれたアメリカ~ンらしい、

大きなお庭の邸宅のある通りをぬけ、















近所にあるハンティントン・ライブラリーに行ってきました。








ライブラリー=図書館となるのですが、

こちらは、図書館、美術館、バラ園、

イングリッシュティールーム、などなど、

数え切れないほどの施設が、

広大な敷地の中にあふれいてる、美しい場所です。























今回、春のお花たちをご紹介します。







この市は、薔薇で有名なのですが、

ローズガーデンは、まだでした。







でも、日本庭園や中国風庭園などもあり、

美しい花を咲かせていました。






ちょっと照りつける太陽の光が強く、

暑いな、なんて思っていますと、

さわやかな風が木々の間から

さ~っと吹いてきます。







日本の5月晴れのような一日でしたよ。







。。。3時間くらい歩いたのに、

まだまだ見る場所はたくさんあります。

でも、とても素敵な場所だったので、
欲張らずに少しずつ見よう、また来ようと決めました。

美味しいスイ-ツを少しずつ味わって楽しむように。(←へんなたとえ)

リトグラフ(石版印刷)展なども開催していたので、

また、ご紹介しますね!!
Happy Valentine's Day!
日本より17時間遅れで、こちらは、今、ヴァレンタインDAYです。

恋人・夫婦でのお祝いはもとより、子供たちも、
日ごろお世話になっている、学校の先生や家族などに
手作りのカードなどをプレゼントします。

アメリカでは、男性が女性にプレゼントを贈りますが、
プレゼントの定番としては、

ミニ・テディベア
ダイヤのアクセサリー
チョコの詰め合わせ
赤い薔薇   ですね。

ハート型の箱にチョコ、そして中心には、
こっそりダイヤのペンダントが隠れている品などもあり
うちのオットは、このタイプを私へのプレゼントと考えたそうです。

オット: でも、やめた。

理由: 私は、チョコだけたいらげて、あー、美味しかった。
ってダイヤに気がつかずに終わりそうであること、
ご丁寧に、ラッピングとか箱とか、ダイヤの隠れたままの状態で、
まとめてゴミ箱行きじゃない?なんて言われました!!

100%の否定は出来なかったりして。ニガ笑

結局、美味しいごはんを一緒に食べられれば、それでいいよ。
な私なのでした。

とりあえず昼間はお仕事です。これより、仕入れに出かけて参ります。

キャラメルより、皆様へ、~Happy Valentine's Day!~
ちっちゃな、オペラ座
ちいさなコーリングカード型をした、
古い招待状が見つかりました。


まじめな字体、セピア色がかったアンティークペーパー。


6枚あります。


文面をおっていくと、1907年の6月13日の夕べに
(どこかの学校の)上級クラスの生徒たちが
お芝居を演じるので、パサディナ・オペラハウスへ
ご招待致します、という内容です。


私の住んでいる町で、103年前に開催された
お芝居の招待状。


今もこの建物は残っているのでしょうか?
まだ分かりませんが、今度、お散歩がてらに、
チェックしに行ってこようかな、なんて思いました。


図書館には、まさにこのお芝居が演じられたであろう
1880-1910年代当時の、オペラハウスの画像が所蔵されています。


外には、ドラッグストアまであり、横にある三角屋根のヴィクトリアンは
なんと郵便局。可愛いですね。


上映されたのは、一体何のお芝居だったのでしょう。


まさに、タイムトリップへの招待状となった、セピアカラーのミニカードたち。



画像: 南パサディナ図書館所蔵
お散歩コース
今日もやって来ました、ご近所さん。




うちのお庭も、しっかりお散歩コースに入っているようです。




いつもは、お昼頃に来るのですが、今日は夕方。




昨日は雨で、やって来ませんでした。




お家の、古い煙突だったレンガで出来た花壇。(ややこしいですね)
その中に、頭をつっこんで、夢中で何かを食べています。。。




私も私も~っと、並んで順番待ちも出てきたり!




その後、私が浮かれてカメラを向けたら、ささささささ~と
一同、早歩きで通勤帰りで込み合う道路へと歩いていきました。




車の運転手さんたちは、結構みんな、
あーあ、ショウガナイ、孔雀が渡り終えるまで待つか。。。
と、お疲れさんのところ、優しいです。




ほとんど毎日やって来ると、なんだか愛情わいちゃいます。笑




また明日ね!
流されたアトリエ
明るいお日様が輝く朝、古いレースの写真撮影に専念する私。

でも、写真を撮り終わるか、終わらないうちに、
空がぐっと暗くなって、雷の音とともに、雨が降り出しました。

水不足のカリフォルニアには、まさに恵みの雨なのです。

でも、海に近く、地盤がゆるいカリフォルニア、
ちょっとした雨で、マッドスライド(土砂くずれ)も多いのです。

カレッジ時代のアートの先生は、マリブの海の見える丘に
夢のようなアトリエを持っていました。

ある日、今日のクラスはお休みする!アトリエが雨で流された!
と、ものすごい形相の先生が教室にいました。

夢のようなアトリエが、まさに悪夢となって多くの作品とともに流されてしまった。

なぜか、この可哀想な先生をふと思い出した、こんな雨の日。

この先生、今も元気に教鞭を握っているようです。ホ。
それぞれの居場所
引越し後の荷物整理も、ほぼ終わりました。


今回のおうちは、私が今まで住んだ中で
一番古い1925年築のお家なのです。
私は、家もアンティーク?で、古いのにどうも惹かれがち。
メンテナンスが大変なのに。ニガ笑


今度のお家、途中でリフォームが入っているので、
それ程古く見えませんが、私としては、オリジナルな
お家の作りを残したままの状態が希望で、
そうです、リフォーム(改装)ではなく、リストア(修復)して欲しかったなあ。

言うだけは簡単ですね。笑


お家で唯一、当時の古さが残っているのは、
リビングルームにある、作りつけのキャビネット。
そして、また違うキャビネットとか、ドアとか、扉系に
当時の面影が少しだけ残っています。


あとは、きれいさっぱり現代風に。涙。


お庭には、レンガがゴロゴロしていたのですが、
聞いた話によると、もともとは、レンガの暖炉・煙突があったらしい。
今は、庭でレンガが廃墟化しています。


と、嘆いていても仕方ない。







いそいそと、色々なアンティークを作りつけのキャビネットに
並べていきました。一人でニコニコ、楽しい作業です。



キャラメルで紹介しているアンティーク本や、
フレンチのガラスジュエリーケースもここへ。








他には、だんなのコレクションである、アンティークの
ガラスネガティブ(写真のネガですね。昔はガラスでした)の箱多数、
そして、ゴーグルみたいのは、(笑) これで、専用の写真を
見ると、3Dみたいに見えるという、当時の人の娯楽品。








実際に、色々見てみました。
3Dに、、、見えたかは、、、微妙でした。笑














こちらは、ガラスネガの入った箱たちですね。
イラストが良い雰囲気です。

いつか、中身もご紹介しますね!








シガーボックスや古い本も。








そして、しまいには、カンナとか、役目不明なブラスの棒とか、
実家から持ってきちゃった、ひいおじいさんの矢立まで並びます。







矢立は、携帯用筆記用具で、インクは墨!丸い個所に入れます。
そしてサイドの長い部分に、紙と筆をさしていたわけですね。
これで、どこからでも、お手紙が書ける!






そして、おじいさんたちは、実際に、これを使っていたと思うと、
なんだか、じーんと感動します。





なんて、昔に想いをはせながら、あれもこれもと詰め込み、
すぐにいっぱいになっちゃったキャビネットでした。笑
ジャーマンファブリック
以前にも、ちょこっとご紹介したことのある
ジャーマンファブリックのユーロシャム。
今回、色柄豊富、たくさんのお品をご紹介予定です。

素朴で可愛らしく、独特のプリント模様。
どことなくやわらかくなっているコットンも、古いお品ならでは。
肌に優しい感じです。

こちらは、すでにクッションカバーになっているお品たちです。
ユーロシャムと呼ばれる、いわゆる巨大サイズなクッションたち。
キャラメルも大好きなタイプのお品です。

欧米では、ベッドにたくさんのクッションを並べています。
その様子は、まるで、素敵なインテリア雑誌から出てきたよう。
みんな、お洒落にベッドを飾っています。

でも昔、女の子同士でお泊りした時に、ふと気がついたのですが。。。
彼女たちは、眠るときになると、そのベッドの上のクッションたちを
ベッド脇にボコボコと、無造作に落として行きました。
はやり、眠るときの枕は1つで良いのです!笑

そして、朝になるとまたベッドを整え、昨夜お役御免となった
クッションたちをいつもの場所へと、ゴージャスに並べています。
そして、お部屋は元通り、インテリア雑誌仕様へと戻ります。

無駄にも見えるこの一連の儀式?
それが習慣というものなのでしょうか。

でも、ベッドの上でごろごろと寝転がったり、
テレビを見るには、クッションはかかせないアイテム。

こちらは、ベッドに置いてももちろん可愛いですし、
ソファーに置いても、床に置いても、お子様がいらっしゃるなら
大きくてやわらなかなクッションは、さらに大活躍と思います。

優しい肌触りの、ジャーマンコットンのユーロシャム。お楽しみに♥
猫印
古いペーパーボックスが見つかりました。



グリーンのそのお箱は、ちょっとくたびれた感じ、
でも、そこがまた良かったりして。



外側には、シルクの糸巻き入、と書かれています。


私が、わくわくしながら、その蓋をあけてみると、、、

オリジナルの中身は、もうすっかりなくなってしまったようです。


かわりに、コロコロと可愛いノット(結び目)パーツが
キャンディみたいに、たくさん入っていました。


毛糸玉にも見えてくる、カラフルなパーツたち。
お箱の蓋のイラストは、何気に猫印。


う~ん、ツボです。笑
引越し完了!
今日で、ほぼ引越し完了致しました。

カリフォルニアは、めずらしく雨が多かった週で、
夜など、ちょっと寒くなっています。

新居のまわりを散策。

さっそく、近所のスーパーなどをチェックして来ましたが、
オーガニック素材、おいしそうなスイ-ツ、フレッシュでヘルシーな
テイクアウトも多く、さすがに、カリフォルニアの町中らしいな、と感じました。

オットの仕事の都合などで、引越しが多かったこの数年でしたが、
やっと住みたかった町に移れて、幸せ気分がふつふつと沸いて来ます。

私の大好きな古い町並みと、素敵なショップたちがお洒落に融合した町です。

これからブログでも、色々ご紹介して参ります。
お楽しみに!
描いた人のみぞ知る
細い線で丁寧に描かれたまつげ。

透き通るような美しい瞳。

やわらかなカーブを描く眉。








きゅっとしまった口元、ぷるるんと豊かなくちびる。
整った鼻のかたち。









長い髪を優雅に指に絡まらせ、、、、




1800年代中頃の女性でしょうか。




見つめていると、思わず怖くなくような、
ため息がでるような、いろんな思いが交差します。



でも、ひたすら美しい昔のプリント画です。



その細かなラインに、息をのんで見つめていますと
あれ? 彼女の片手部分がどうも未完成のよう?

きれいなパールのネックレスを持っている片方の手が、
どうも他と違います。下書きで終わっています。

でも、この画の中心は、彼女のお顔部分。
はしにある、この手とパールは、あえて印象を強くせず、
さらっと描いて、そのままフェードアウト効果?を狙う
完成だったのでしょうか?

結局は、描いた本人が終わりと思う時点で、
その絵は完成となるのですが。

描いた人のみぞ知る、この絵の完成度。
あっと言う間に
もう1月中旬ですね。

そして、私がカンザスからカリフォルニアに戻って、もう1年。

早いなあ。去年の今頃は、カンザスのお家で
指折り数えて、暖かいカリフォルニア行きを
待ち望んでいました。

そして、朝日がきれいな今日、遠くに見える山々や
隣の公園の木々を見ながら、今月末の引越しを
また楽しみにしている私です。

カンザスから数えて約4年の田舎生活にさようなら。

裏庭で、ハーブガーデンを作ったり(←勝手に育ってくれました)
メロンやスイカを育て、ひまわりの種を植え、
お庭のりんごの木に、たわわになった赤い実で
アップルパイも作りました。(一応色々トライしてみました)

ウサギが跳ねて、リーシュのない犬がさまようカンザス。
そして、夜にタヌキが現れる、このカリフォルニアの田舎。

みんな、みんな、さようなら。
今度は、孔雀が隣人?です。(一応街中のはず)
第121回、パサディナ・ローズパレード
ただ今、こちらは、元旦のお昼過ぎになります。
テレビでは、南カリフォルニア、パサディナ市で行なわれている
元旦恒例、ローズパレードの中継を放映中。

このローズパレードは、フロート(山車)など
すべて本物の華やかな薔薇で飾られ、町の中心を東西につらぬく
コロラド通りをねり歩きます。今年で121回目を迎えます。

ものすごい数のボランティア、地元はもとより、
世界中からパレードに参加する団体たち、企業、
ハリウッドセレブなどに支えられた一大行事です。

オットの父親も、学生時代はボランティアに参加し、
延々と巨大な山車に、薔薇の花をのりで貼り付けて
行ったそうです。笑

実は私、このパレードの開催される町に今月末に引越しなのです。
昔から、何回も遊びには行ったことのある町なのに、
住むとなったら、このパレードが急に身近に感じてきます。

ちょっと日本のお正月が恋しいな、って思っていました。
でも、このパレードを見て(テレビで笑) 元気を貰いました。
ルルル~。←鼻歌登場。
A Happy New Year!!
みなさま、新年あけましておめでとうございます。
昨年中は、たくさんの方々にご来店頂きまして
有難うございました。

2010年も、皆様にお喜び頂けるような、
素敵なアンティーク&物語を探して参ります。
どうぞ、キャラメルデザインを宜しくお願い致します。

アメリカ西海岸は、日本時間の午後4時頃かな?
時差のため、世界の中でも遅い?ニューイヤーを迎えます。笑
今年も頑張ります!(^^)*
Merry Christmas & Happy Holidays!
ブログをご覧頂いている皆様へ、キャラメルより、メリークリスマス!

楽しいパーティ中の方、しっとりと静かな聖夜をお過ごしの方、
新年へ向けて、元気にハッピーにお過ごしくださいね。

こちらは、時差のため、まだ23日です。

私は、明日、オットの家族と過ごしますので
(アメリカでクリスマスは、ファミリーホリデーなのです)
今日は、土壇場、最後のプレゼント・ショッピングです!

行ってきます!!
ご近所さん、になるかもしれない。
。。。。!?



今日、お家探しに行った時に見かけた、孔雀の行列。



普通の住宅街でのことです。田舎ではありません。



一区画のみ、空き地があり、そこで彼らは遊んでいました。





私が見つめているうちに、わらわらと道路へやって来て
そのまま、道路を横断し、当たり前のお顔をして
お家へ帰って行きました。









この辺では、有名な孔雀軍団らしいです。






画像にはありませんが、この後、彼らは楽々、
家の屋根に、その優雅な羽を広げて飛びました。





可愛いカルガモさんの、ファミリーが道路を渡るのは
見たことがあっても、こんな街中で、優雅な孔雀軍団@!





すごいなあ。 私、この近所に住むのかしらん???
そろそろ、お引越し
来年1月末に、引越しを予定しています。


私のブログを昔からご覧になっていらっしゃる方は、
またか! と思われることでしょう。


そうなのです。笑 
わたしもオットも、こういうことになると
意見が妙にあってしまい、やれ旅行だ、引越しだ、
年中移動、落ち着きません。ニガ笑。


でも、こんな移動可能なのも今のうち。
来年から、そろそろ落ち着こうかな、と思います。


オットの両親・親戚、みんなカリフォルニアなので
(日本の私の両親には、申し訳ないですが、涙)
せめて、オットの家族の近くには、、、と考えています。


さあて、どこに決まるのかな。 ←のんき+開き直り。笑




画像: 町を散策中に見た、古いチャーチです。
ため息のエフェメラ
こちらは、ただ今更新準備中のお品たちです。


作業中も、あまりの美しさにため息連続の、
儚いアンティークペーパーたちです。


皆様に、いち早く画像をお見せしたくて
ブログ内で、ちょっぴりご紹介です。


シルバーのメタリックレースのような飾り、





ブルーがきれいなわすれな草の細かなモチーフ、、、





どれも、立体的加工がしてある、1800年代のカードたちです。














ピンクとフラワーで、大変ロマンティックなお品も。



← この3重の立体感をご覧ください!







キュートなチャイルドに、レースモチーフのダイカット。













大切な人のお誕生日のお祝いに、グリーティングカードに、、、





昔の人の想いをつづった美しい、紙製品たち。





100年以上の間、持ち主も変わったことでしょう。
たくさんの人に愛され、その美しさで彼らの心を癒して来たのでしょうか?








ヴィクトリア時代から受け継いだ、ため息のエフェメラたち。
足し算
こちら、昔にカンザスの田舎で見つけたものです。



黒光りするいかにもアンティークな装いに、
両手でも、気合を入れないと持てないくらいの重さ。



何の縁があったのか、とうとう西海岸まで
連れて帰ってきてしまいました。



古いレシートのペーパーがまだ残っています。
セピア色がかって良い雰囲気。



キャッシュレジスター?

いいえ、こちらは、なんとアンティークの計算機。

。。。。。しかも、足し算しか出来ません。

何回も使用されたのが、数字のあたりの消耗から良く分かります。

この大きさ、そして堂々と American とお里を記す金文字入り。
メーカーの名前でしょうか。


これを見ていますと、足し算もまるで、大げさな儀式に思えてきます。


これに比べて、現代の製品たち。。。
なんとまあ、テクノロジーは進化したことでしょうか!


数字をセットしレバーを引いて足し算、チーンと、レトロな音をさせてくれました。


暗算のほうが、早いかな。。。。? 笑
久しぶり
今日、カンザスでのお友達、パティから電話がありました。

特に用はないんだけど、元気かなと思って、、、
と、カリフォルニアの私たちまで長距離電話をくれたのです。
カンザスは、もう頭も凍るくらい寒い季節の真っ只中に突入です。

とりとめのないお喋りをして、電話へのお礼を言い、
また来年に会おうね、と電話を切りました。

彼女とは、アンティークディーラー同士、色々なセールで
顔見知りになりました。いつも、ディーラー間のゴシップの発信地!
私たちの、情報源の彼女でした。笑

ただお喋りな人なのか?と思ったら、他の人たちには
ぺらぺら喋りません。笑 なんだか、私たちにはとても
信用できるお友達となったのです。


10月のカンザスへの仕入れの際、
久しぶりにあったアンティークディーラーたちが
みんな、優しく大歓迎で迎えてくれたのに、
正直、仰天のわたしたちでした。

彼らは、お家開放セールで商品争い?をするライバル同士であり、
私は彼らのお客さんではありません。
ここでは、なるべく初出し・屋根裏発見物なるお品を集めたいと
通常、虎視眈々とセールを行なうお宅の扉が開くのを待つ、ディーラーたちです。

実は、ここに住んでいた頃の私は、どこかで彼らを”閉鎖的な
田舎の白人”、と思っていました。(ヒドイですね)
普通にお話などをしていても、どこかで、一線を引いていた私でもあるのです。

どころが今回は、みんな大きなスマイル、ハグ、
そして、住んでいた頃は喋ったことのない人たちまで、
しばらく見なかったけどどこへ行っていたの?
元気だった?と会話に花が咲きます。

みんな優しい。私たちのことをちゃんと覚えていてくれたのです。
寒い早朝のセールが、とても温かく感じました。

そして思ったのは、当時、慣れない新しい土地で、
どこか緊張して、かたくなになっていたのは、
私のココロのほうだったのかもしれません。

知らず知らずのうちに、閉鎖的になっていたのは、きっと私のほう。

みんな話し出したら、きっと優しい。最初に、ちょっぴり勇気がいるだけですね。
と、子供の頃の、新学期初日みたいなことを思うのでした。笑

一人、いつも真冬でも半ズボンに、つりバンドという、
変わっているおじいさんディーラーがいるのですが、
この方、今回長ズボンに衣装が変わっており、
話しかけられても誰だか思い出せず、、、

あ!半ズボンにつりバンドのおじいさんだ!

ズボンで人を覚えていた私です。汗。



画像: カンザスの冬の光景