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626

行って参ります。
6/23まで、しばらくの間、留守に致します。
久々の里帰りのため、一足早く、夏休みを頂くキャラメルです。

みなさまにご紹介したいアイテムも、キャラメルデザインの
クローゼットにたくさん眠っております。
お休み明けの、今月末の更新も、どうぞお楽しみに。

みなさまも、お身体を大切にお過ごしくださいませ。

それでは、行って参ります!

キャラメルデザイン
サン・ワキン・バレー ~カリフォルニア・ファーム地帯~ 2
ナッツ類やフルーツなどの多くの作物が、この地帯から
全米はもとより世界中に出荷されています。


すごいなあ、とその出荷までのプロセスを想像しながら、
たくさんの農園の横を通り、こちらの、ショップへたどり着きました。


真っ赤な建物は、遠くからも目立ち、多くの旅人でにぎわっています。


このショップは、農場のオーナーが、道路わきにお店を建て、
畑でとれた作物を直売、ナッツの入ったお菓子なども
たくさん作って販売していました。



色々バラエティーあふれるお品は、全て試食が出来ます。
わたしは、いちごを試しましたが、甘くおいしかったです!



だんなは、あれもこれも、(おいおい) 嬉しそうにお試し中。
でも、お客さんみんな、思う存分試食していて、ここに
”遠慮” ”ほどほどに” という、言葉は存在していないようです。



みんな、’試食でお腹いっぱいになっちゃった~!’
なんて、にこにこ嬉しそうに話してます。笑



お店の人も、どうぞ、どうぞ、是非食べていって!!という雰囲気です。



我が家はここで、アプリコット、ミックスナッツ、ポストカードなどを購入しました。








わたしは、ショッピングよりも、お店の横から一望できる
この農場の景色と、さわやかに通り抜ける風に感動。


本当にキモチ良いなーと、そこにいるだけで、
デトックス効果では?というくらいリラックスしました。


お天気はいいし、綺麗に整備された農園の風景。


お花の栽培、葡萄、そして遠くにはオレンジ畑が見えます。


手描きの農場マップも可愛かったです。


何気なく、すみに置かれた、実際に使用中のグレインサック。


何もかも絵になるな、なんて思いました。


まさに、お百姓さんの努力のたまもの、長年の努力の結果が、
この美しい農園にあらわれているのですね。


本当に、素敵なファームでした。
サン・ワキン・バレー ~カリフォルニア・ファーム地帯~ 1
素敵なアンティークを求めて、またまた田舎を走行中。
いつも田舎のレポートですみません。ニガ笑

でも、田舎のほうが、アンティークをめぐって、
温かい人との交流や、おもしろいお話を聞けるので
わたしにとっては、大好きなルートなのです。

カリフォルニア内陸部をひたすら走ります。

この地帯は、サン・ワキン・バレーと言い、
色々な農作物の産地で有名なのです。
また、その農場の風景は、本当に息をのむほど美しく、
四季折々の農場の様子を撮った、ポストカードなども出ています。

左の画像は、ぶどう畑。

カリフォルニアならではの、フルーティなワイン、
もしくは、有名なカリフォルニア・レーズン用の苗のようです。

延々と続く葡萄畑の向こうには。。。。

3角屋根の、白いヴィクトリアン・ハウスが、まだ残っています。
この葡萄畑の地主さん宅ですね。

長年の風雨にさらされて、ハウスの木造の壁、
その白いペイントもはげかかっています。

ああ~、このお家、絶対に広い屋根裏部屋がありますね=お宝発見場所。
きっと、曾おばあさんが残した、お出かけ用のドレスやお帽子、
お人形や、手作りのリネンドイリーなどが、何十年も眠っているはず。。。
(よそ様のお宅ですよ。)

わたしの想像、いや妄想は膨らむばかりです。笑

でも、今回の仕入れは、このお宅訪問ではないので、
妄想をかかえたまま、さらに先に進みます。

色々な種類のナッツ林が現れます。

こちらの画像は、アーモンド園のようです。

以前、この道路を往復8時間、日帰りで強行ドライブした私、
あまりに眠くて、道路わきにあった人様のアーモンド園の
木の下に車を停め、思わずお昼寝をしてしまったこともあります。

静かな農園でグー。

目覚めたとき、お百姓さんが通りかかったのですが、
何も言わずに、にこっとして去っていきました。

なんだか、寝ぼけながらも不思議な感動をし、
お百姓さんにココロで感謝し、その場から出発しました。

そんなことを思い出しながらも、目は、色とりどりの
道路わきにある休憩所の看板へ。。。
色々な採れたてのフルーツやナッツ、
また、その素材を使用した自家製のパンやお菓子など
色々なおいしいものが、私を待っています!!

今回は、スナック用に、カリフォルニア・ぺスタチオを1袋購入。
軽い塩味がおいしかったです。(ガーリック味も気になりました)
おやつを食べながらも、まだまだ道中は続きます。
ビショップ ~シェラ・ネバダ山脈ふもとの町~
以前、(3/15のブログ)にて、 おいしいベーカリーのある町として
少しふれたことのある、カリフォルニア内陸部の、ちいさな町、ビショップ。

週末、1泊で行って参りました。
お天気にも恵まれ、青い空がきれいです。

ビショップは、カリフォルニアを南北に横断する
シェラネバダ山脈の東に位置します。

川や湖が多数ありますので、知る人ぞ知る、釣りのメッカ、なのです。
LAから4-5時間。遠すぎず、近すぎず、自然を満喫出来る静かな町。

実は、自然の温泉まで湧き出ているのですよ。
本当に、野原に柵も何もなく、温泉が、池のように、ただそこにあります。

ワイルドです。笑








画像は、のどかなファーム、お馬さん、古いチャーチ、
そして、頂上の雪がきれいな、雄大な山々。。。






その山のふもとにある、川の1つに、まるで手の平にのってしまいそうな
ちいさなちいさな水鳥がいました。まだベビーのようです。

ピーピーピーピー、と大騒ぎしながら、
ベビーにしては、ものすごいスピードで、
あちらこちら、川の中を堂々巡りしています。

どうやら、お母さんからはぐれてしまったようです!

これには、見ていて胸が痛みました。

湖なら、ぐるぐる周っていればまたお母さんに会えそうですが、
こちらは、なかなか流れの早い川、、、。
もたもたしていたら、大きなワシなどに連れて行かれちゃう?

捕まえるわけにも行かず、ただ見守るばかり。

でも、心配しながら見ていてわかったのは、
こんなに小さくてもなかなか賢いのです。

ちゃんとまわりを見て、葦の間に隠れたり、
中州で休んだと思ったら、急に水に入って泳いで
お母さんを呼んでみたり。。。

だんだん大丈夫に見えて来るから不思議です。
大自然の中、このコの本能が、ちゃんと守ってくれるのでしょうか。

しばらく、川辺でのんびりした後、このコの姿もどこかへ消えていました。
無事を祈って、ホテルへ帰還。

その夜は満月で、山の上に位置した月が
まるで花札のように?サマになっていました。
White Things
GW中の日本のみなさま、
いかがお過ごしでしょうか?

もう何年もGWの恩恵をあずかっていない?私ですが、
この季節は、本当にお天気も良くって、心地良いシーズンです。



最近の私は、特に変わったこともなく、
仕入れのショート・トリップに、あちらこちら、、、の毎日です。

本日、あたらしいお品を更新しました。
ホワイトカラーのアイテムがたくさんです。

一見、ホワイトといっても、その微妙なトーン、
材質、デザインとも、本当に様々です。




リネンの白、レースの白、刺繍の白、
シェルの白、ミルクガラスの白。。。。

お日様の光を受けて、本当に美しいお品たちです。





わたしは、白いレース、刺繍、細かいものは、大好きです。
息をのむような、昔の人の手作業のお品なら、尚のこと。





そして、その緊張した真っ白の世界に、ぽちっと赤い手刺繍。





この素朴さに、ほっと和んだりもします。 笑
カーンヴィル (5)
* ブログを数日さかのぼって、カーンヴィル(1)から続けてご覧いただけます。

さて、いよいよカーンでの1DAYトリップも終わりです。
山陰の場所は、かなり薄暗くなって来ました。




帰り道の途中、オニックスという小さな町を通り過ぎました。
画像は、この近辺唯一のジェネラルストア。いわゆる雑貨屋さんですね。
こちらは、1851年からある、古い古いお店です。

昔は、こういった雑貨屋さんが、郵便局代わりでしたし、
卵やミルクのデイリー食品から、パンや小麦、お砂糖、
そして農具やお洋服まで、何でも取り揃えていました。












そして、一瞬、???と思って車を思わず止めてしまった場所があります。


こちら、昔のおうちの跡なのですが、どうしてこんな姿になってしまったのか。。。



石造りの暖炉が2つ、そして、敷地のまわりにある納屋などは無事です。
雷が落ちて焼けてしまった跡なのでしょうか?











レンガや川辺の石を積み上げた暖炉から、とても大きなお家で
あったことが分かります。











グランドピアノの焼け焦げ。












キッチンのストーブも、静かにそこにあります。








石炭をくべてあったバケツの跡。。。。










のどかな一日のあとでこれは、ちょっと悲しい光景でした。




でも、なぜこうなってしまったのか?ここにいた人たちはどうしたんだろう?




と、また私の想像を果てしなく、膨らませる光景でもありました。。。








まだ西日の当たる山間に出て、農場をいくつも通り越して行きました。

行きに出会った、熱い視線の牛さんは、もうお家に戻ったようです。
カーンヴィル (4)
* ブログを数日さかのぼって、カーンヴィル(1)から続けてご覧いただけます。

さてさて、こちらは、カーンヴィルの自然風景です。

カーンヴィルの町の中心は、もともとは、この湖の底にありました。
あとからダム(湖)建設のため、町はさらに奥地へと移ったのです。

湖の水かさが低くなると、昔の町の跡が、現れるそうです!!
ビックリです!









きれいな紫色のお花が、風に揺れてきれいです。














ゴールドラッシュで、この地に移り住んだ人はいたものの、
金鉱の絶えた今、町の人々は、魚釣りにやって来る、
観光客相手のビジネスで、暮らしています。













釣りをしなくても、見ているだけでも美しい川辺でした。

ちいさなお魚が川底に透けて見えていましたよ。















じーっと川の流れを見つめていますと、
頭の中がカラッポになります。。。気持ちいいです。







ふと岩の上を見れば、てんとう虫が。。。

日が傾いて来ました。 そろそろ帰途につきましょうか。

川の流れと鳥の鳴き声しか聞こえない、のどかな山奥の春でした。
カーンヴィル (3)
* ブログをさかのぼって、カーンヴィル (1)&(2) のお話の続きです。

さて、こちは、カーンヴィル・ミュージアム、町の歴史資料館です。

西部劇風な建物です。






外にあるこの5円玉が巨大化したような、石。。。

わたしの想像ですと、石臼。穀物などをひいたものかと思うのですが、、、

真相は調べておりません。m(_)m 









こちらは、昔の郵便局の私書箱。

今のものとあまり雰囲気は変わっていないようです。












そして、キャッシュレジスター。

すごい、デコラティヴ! 豪華な模様入りです。



この他にも、昔の生活で実際に使用されたもの、
1800年代中ごろの、この地の人々の日常がわかるようなものが、
たくさん展示されていました。


おなじみ、ソーイングマシーンに、スプールキャビネット。


さて、1番したの画像は、、、何でしょう?
8角形の木製キャビネット、ミルクガラス・ハンドル付。

こちらは、ハードウエア(工具用部品入れ)だったそうです。
おもむろに、床において展示?されていますし。。。笑

ふむふむ、なんて、説明文などを読んでいましたら、突然、

ほら、クローズするから、出て行って頂戴!!

と、管理のおじいさん元気に登場! まだ4時ですが、閉館時間でした。涙

明日、早く来たら、特別にオープン前に入館させてあげるから。

って、おじいさん。 開館時間無視ですか? 笑
カーンヴィル (2)
* ブログをさかのぼって、カーンヴィル (1)からのお話の続きです。



砂漠を超え、丘を超え、山を越えて、湖を超え、
山間のきれいな川沿いにある町、カーンヴィルに到着しました。
2時間くらいのドライブにしては、かなり地形に変化がある道のりでした。



学校のグラウンドを一周するくらいのノリの、ちいさな町の中心です。



20件のお店があるかないかです。

そして、そのうちの半分は、アンティークショップ!

さらに、そのうちの数件は、お休み。
(田舎のショップは、いつもこんな感じ。。。)

そして、残りも午後4時30分には、閉店時間!!


夏時間で日も高いのですから、がんばろうよ~と思う
私のココロとはうらはらに、のんきなショップ・オーナーさんたちは
のんびり新聞を読んだり、近所の何々さんが、具合悪いらしいよ、
なんて電話で話していたり、のどかな村の一日という感じです。



通りの建物は、西部劇に出てきそうな古い印象です。



この町の中心は、1848年に、もっと川の下流にあった集落が
ダム建設で、この上流に移ります。

ゴールド(金鉱)が発見され、全米のみならず、
世界中からカリフォルニアへ人々が殺到した
カリフォルニア・ゴールドラッシュと同じ時期です。

この町付近でも、地元でウィスキーが生産され、バーが並び、
金鉱発掘作業で疲れた一攫千金を夢見る、男の人たちののどを潤したそうです。



今でも、町を流れるカーン・リバーでは、川の中に多少のゴールドが
残っているらしく、金鉱発掘作業の権利を売買したりしているようです。
(あまり、残ってはいないでしょうが。。。)




三角屋根で、きれいに修復された昔のおうちがありました。
背景になる山が印象的でした。こちらは、きっと100年以上前から
変わっていない景色なのでしょう。








リバーサイドには、B&B ベッド&ブレックファストもあるようです。





しーんと、しずかな空気の中、青い空がきれいです。





これから、地元の資料館と、川辺を回っていきます。 
カーンヴィル (1)
週末に砂漠を超え、人口2000人足らずのちいさな山間の町、
カーンヴィルへ向かいました。予定では、車で2時間くらいで到着のはず。

カーンヴィルは、カリフォルニアを南北に連なる、
シェラ・ネヴァダ山脈の南に位置します。

1845-46にかけて、東より大陸横断してきた、
カーンさんという写真家がこの地に定住し、
カーンヴィルという名前が付きました。←そのまんま。

その後、カリフォルニア・ゴールドラッシュ、ダム建設のための町の移転、
などなどを繰り返し、今も、山間にひっそりとあるちいさな町。
それが、カーンヴィルです。

画像は、まだまだ砂漠の道中ですが、ポツポツと、
ゴーストタウンがいたるところに見られます!
すべて、ゴールドラッシュ時に出来た、ちいさな集落の名残です。
今は誰もいません。。。。と、思っていたら、

そのうちの1つの町ごと全部を買い取って、移り住んだ方が
います! 誰もいない空き家が10件くらい並ぶ土地を退職後
購入し、今はアンティークショップ経営している方がいました!

外には、なんと昔の馬車まで停まっています!
お店は、ヴィクトリアンの家具が中心でした。



さらに進んでいきますと、壊れかかったバーンなども見えます。



砂漠を終え、山の中に入って行きます。平らな土地は
すべてファームで、牛さんもたくさん、たくさんいました。


あといくつ山を越えたら到着するのか、、、。


カーブの多い道に、ちょっと運転酔いしそうなのをガマン!
しながら進みます。


あんた、何見てるのよ!!

と、この牛さんに言われたような気がしました。
(本当に、すごい視線でじいーっと見つめられたのです。。。)笑

次回は、カーンヴィルのちいさな町の様子をご紹介します。
リトル・レッド・スクールハウス
本日は、ダンナの父の船が停泊しているハーバーまで
山を越えて、行ってまいりました。

いいお天気でクルージング!!というわけでもなく、
お船のメインテナンスの手伝でやって来たダンナです。

実際、とても風の強い日で、ハーバーに停泊している船は
みんなお休みモード。たまに、ヨットなどが行きかうくらい。
あまり、人気もありませんでした。


義母もわたしも、ボケーッとその辺を歩いたり、
早く彼ら終わらないかしら?なんて感じで、待つこと数時間。

ランチを食べたり、結局午後になり、全て終わりました。






日のあるうちに帰れるから、山間のフルーツスタンド(フルーツの直売店)
へ行こうね!と、まるでそれだけが楽しみで、ついてきたのか?
と、思わず自問してしまうような私ですが、意気揚々と帰途につきます。




オレンジ畑の中を走っていきます。




のどかな農場や、パームツリーの栽培!(カリフォルニアらしいです)
をしている土地などを横目に、何軒もある、フルーツスタンドの
中から、今日はここにしよう。と車を停めます。








こちらのお店の裏は、全て広大なるオレンジ畑です。
畑から続いて、オレンジを計ったり、箱につめていくコーナーがあり、
その前にお店を構えています。


まさに、摘みたてがどんどんお店に並んでいきます。


ボコボコと大きなオレンジや、グレープフルーツの入ったダンボール箱。


ダンボール1箱、6ドルと表示されています。


グレープフルーツ12個くらいは入っていそうですね。
オレンジなら2ダース、24個はあるでしょう。


こんなにいらないよ~~~、と嬉しい悲鳴をあげながら
結構、買っちゃってる、お客さんたち。笑


わたしたちは、ポテト、アボカド、ズッキーニ、そして、たくさんのイチゴをゲットしました。




でも、何よりもカラッと晴れたお天気、そしてフルーツ畑に囲まれた
豊かな土地の空気を吸っているだけで、元気が出で来るようです。



大量に積まれている古ぼけた木箱たち。

オレンジの収穫用の箱のようです。








お店の横には、ベンチなどもあり、バラやラベンダー、
色とりどりのお花のコーナーもありました。
ここで、買ったばかりのフルーツを
おやつに食べているファミリーもいます。






買い物を終え、車の中、フルーツの匂いが広まって、
まるで、アロマセラピー状態!?で、上機嫌で道を進みます。











あっ!と叫んでいるうちに、過ぎてしまう景色ってありますよね。






ここを通る度に、あっ!と叫び、いつも通り越してしまっていた、
赤いヴィクトリアンの建物へ。前から、可愛いな~っと思っていた
ちいさな建物です。





正式名をサンタ・クララ・スクールハウスという、この建物は、
その昔、この近辺の農家の方々が、子供たちに、きちんとした学校を!
と希望して建てられたものです。1879年が始まりだそうです。



最初は、ちいさな1つの教室に、学年もバラバラな子供たちが一緒に
お勉強をしたそうです。寒い日でも、(靴がなく)裸足で歩いて登校する
子供たちもいたそうです。 

この学校最初の先生は、ミス・セワード、という女の先生だったそうです。


赤毛のアンとか、大草原の小さなおうちのローラの行った学校
みたいだったのでしょうか。



1896年に、現在のこの可愛いベルタワー付の建物が完成します。




オレンジ畑の広がる山間にある、赤い可愛い学校。




ヴィクトリアン・チルドレンたちが、地元のおさななじみたちと通った学校。




そして、現在も、たくさんの小学生たちが、
このリトル・レッド・スクールハウス(通称)へ
昔と変わらず、毎日通っています。

今でもシッカリ現役の小学校でした。 なんだか、嬉しい!笑
ちょっと日本
太平洋側のカリフォルニアに来て、あらためて思うのは、
内陸部と違い、本当に世界中のものが溢れています。

もちろん、日本からのものもたくさん見つかります。

1800年代にお船に揺られてやって来た、最初の日系一世たち。
うちのダンナは、半分日系で、日系4なります。
一体最初の先祖はいつ来たのか!??

東海岸と違い、歴史が浅いこちら西海岸。
カリフォルニアで、5代、6代、と古い家系はそうありません。

彼らは、日本だけでもない、また白人社会のまねでもない、
彼ら独自の文化・歴史をこの新天地で築いてきました。

もちろん、戦争時の激しい差別・強制収容所での4年間の生活にも耐え、
この土地でのカッコたる地盤を築いて来たのです。

そういった日系人の先輩たちのお陰で、後からやって来たわたしたちには、
とても居心地の良い場所、それがカリフォルニア州です。

今更、しみじみ、先人たちに対して、”ありがたい”と思います。

ヘイワは、一夜にして築かれたわけではないのですね。

画像は、ひょんな縁で、わたしのおうちにやって来てくれた
日本のお裁縫箱です。針山がコンパクトに収納可能なところが
気に入っています。鉄の金具使いも素敵。

ムルベリー(桑の木)で作られています。また、釘は使用されていないで
竹で出来た芯が、箱を支えています。明治頃のものと聞きました。

お隣にいるのは、市松人形。ジャンボ市松さんになると
わたしは、ドキッとしてしまうのですが、こちらは、
なんだか穏やかなイメージで、大きさもそれほどではありません。

お顔は、しっとりと落ち着いた感じのお嬢さん。

いずれ、日本へ里帰出来たら、と思っています。
Earth Hour
Earth Hour: グローバル・ウォーミングの危機感・認識を広めるための、
世界各地での今日の行動。

”電灯を消して1時間過ごしましょう”

わたしも、アメリカ時間土曜日の夜8:30-9:30まで、明かりを消しました。

アメリカも、地球温暖化で、アラスカなどでは
氷河がどんどんとけていますし、やっと危機感が出てきたようです。

でも、クリスマスになると、町中イルミネーションがあふれ、
個人宅でも、まるで、はりきったパチンコ屋さんみたいに、すごい
ライトアップの飾りをする方が毎年、テレビで放映されています。

季節ごとの行事は、見ていて嬉しいものですが。。。
苦しい矛盾を暗闇の中、考えてしまいました。ニガ笑

外では、電灯がついていようがいまいが、
猫が、ナオ~~~ン。。。
とセクシーな声を出し、恋人を探しております。。。
ぽかぽか
この10日間で、すっかり春になった南カリフォルニアです。



わたしのいるパームデールの町は、アントロープ・バレー(谷)と呼ばれる
いわゆる、山に囲まれたのんびりした郊外です。



お家のベランダにある、黄色いミニ薔薇も
春の明るい日差しを受けて、とっても元気にしております。



ああ、去年のこの季節、、、外に出た途端、寒くて顔が痛い!
早朝のカンザス、あたりは真っ暗、、、、雪道をそろそろと運転して、
古い田舎のお屋敷まわりをし、アンティークを仕入れたものです。涙。
(。。。って、つらそうに書いておりますが、好きだから早起きもします。笑)


でも、そんな思い出も、もうすっかり遠い昔のことのよう!?


この暖かな気候に、猫のように目を細めて喜んでおります。


ちょっとドライブしますと、あたり一面ピンク!!


さくらんぼの木でしょうか??(定かではないのですが)


このあたりは、山間でチェリーの栽培もしているそうです。


仙人でも舞い降りてきそうな、山間の風景です。


少なくとも、わたしの心は、舞い上がっております。。。


春のせい。
ひさしぶりの味
先日、大好きなベーカリーのパンを頂きました。

このベーカリーは、LAから北に5時間、シェラ・ネバダ山脈のふもとに
ひっそりとたたずむ、Bishopという古い町にあります。
カンザスにいたわたしは、もう何年もここのパンを食べていませんでした。

カリフォルニア・ゴールドラッシュ時代に渡ってきたヨーロピアン移民が、
故郷のパンを恋しがり、このベーカリーがスタートしたのです。

新鮮な井戸水と、ファミリーに伝わるレシピで
シンプルなパンを売り始め、1938年には、特許を獲得。
今では、チーズパン、ハラピーニョの入ったスパイシーなパン、
色々とメニューがあります。

でも、昔からの石焼オーブンと、井戸水は変わらず使用。

ブラウン・バッグを開けたら、ふわ~っと、焼きたてのパンの匂い。
この匂いは、わたしをなんとも言えず、ハッピーにしてくれます。
あとは、金木犀の香りも大好き。

漠然としているのですが、なんだか楽しい思い出が、
匂いと共に、一緒に舞い戻ってくるような気持ちになります。

もぐもぐと4年振りの懐かしいパンを頂きながら、思い出した古い友人の一言。。。

”歯医者さんのオフィスの匂いが大好き!”  う~ん。。。笑
東欧のツボ
先日、フリーマーケットに行ってきました。

お天気も良く、のんびりと歩いていますと
横を歩いていただんなが、いない!?

振り返ると、出店しているディーラーと
おしゃべりに花が咲いているではありませんか。

じゃあ、とわたしも足を止めて、その辺りをウロウロ。


ガツン、、、


。。。。?


にぶい音がして、下を見ると、古ぼけたつぼが落ちています。

やりましたよ、だんながしょっていたバッグが、陳列されていた
そのディーラーの商品に触れ、つぼが棚から落下。ぎゃあ。

平謝りで高いつぼを買い取るだんなですが、
このディーラーさん、かなり優しい方で、
壊れちゃったんだし、、、と、とても安くしてもらったようです。笑

割れてみて、これで初めて ”キャラクター”
(アンティークならではの特色)がついたでしょ。世界に1つだよ。

と、ディーラーの調子の良いポジティブ解釈に、みんなで爆笑。

帰宅後、落ち着いて見てみましたが、なかなかいい雰囲気。

さて、このお品ですが、1880-1890年頃、ウクライナあたりで
水汲みなどの運搬に使用されていたつぼ。
まわりにメタルのワイヤーがくるくると巻かれているので、
今回、落ちても粉々にならず、形を保っております。

あんなことがなければ、気が付かずに素通りし、
きっと連れて帰ることもなかったでしょう。

これも、何かの縁。笑
ヴィクターヴィル ~砂漠の中のちいさな町~
カリフォルニアの砂漠の谷間にある町、
ヴィクターヴィルに、先日ドライブに行きました。

この町は、旧街道で大陸を横断する、ルート66沿いにあります。

特に大きな企業もない小さな町です。

それでも、この旧街道を通過していく人々が、
この町のビジネスを支えています。

バブル時には、きれいな住宅街が並び、
たくさんの人々が引っ越してきたようです。

わたしが、お散歩したこの町は、そのこぎれいな
新興住宅街ではなく、古いオールドタウン地区。

明らかに、数年前まで見捨てられて、まさにゴーストタウン
一歩手前だったのが、いたるところに見てとれます。

ちいさな白いアンティーク・ショップ。

シンメトリーなラインに、(これでも?)アールデコ時代の建物で
あることがわかります。入りたかったのですが、
閉まっていました。残念!




そして、最近、リフォームされてその昔の可愛い姿を取り戻した、
三角屋根に青い壁のターナーハウス。 














お家の前には、町から歴史的建造物である、サインを建ててもらいました。




1880年にターナーさんという人が建てた、ヴィクトリア時代の
一般住宅です。今は、歯医者さんが、オフィスを構えています。
ドクターは、アットホームな雰囲気で、患者さんにリラックスして
もらいたいと言っているそうです。(笑)




あと、わたしが特に感動したのが、このオールドスクールのお話です。

1922年築の、小学校として使用されてきた大きな建物です。
レトロなデザインが、とっても素敵。でも、この老朽化した
大きな建造物は、1960年代に学校が閉鎖となって以来、
町の”物置場”と化して見捨てられてきました。

教育委員会も、その建物の痛み具合に1982年には、解体を決定。

その時、住民がはじめて立ち上がりました。

みな一致団結して、建物を救うべく行政に抗議します。
住民の多くは、子供時代に、この学校へ通っているのです。

結局、住民のサポートのお陰で、この歴史的建造物は、
ヴィクターヴィルの町が買取。1983-1985年にかけて、すみからすみまで、
昔の面影とプライドを保ちつつ、りっぱに修復されました。

この日は、小学校低学年のおちびさんたちが、見学に訪れていましたよ。

わたしは、以前カンザスにいた頃、やはり老朽化に誰も見向きもしなくなった
茶色いレンガ建ての学校跡が、気になって仕方ありませんでした。

数ヵ月後、何も前触れもないまま、その歴史的建造物は、
巨大なレンガの瓦礫と化していました。完璧に取り壊されてしまったのです。
ショックでした。塀を乗り越え、レンガ1つでも持って帰りたかった!

その後でしたので、このヴィクターヴィルの学校を救ったお話には、
本当に、じ~ん、と感動しました。涙。










あとは、カリフォルニアらしく、やはり南米からのスパニッシュ文化の影響、
カトリックの布教跡である、1700年代築のミッションがあり、今もどこか素朴で、
味わいある、姿を留めています。今でも、実際に使用されているようです。

 

今回は、この地域の、きれいな場所をかいつまんでとった写真です。
やはり、オールドタウンは、カンザスでそうだったように、
時代の流れとともに、かなり長い間、見捨てられてきたようです。



それでも、学校を救うべく立ち上がった人たちがいて、、、
そうやって、この町は、続いていくのでしょうね。



インディアン~スペイン文化の影響~白人の訪れ~インディアンと白人の戦い~
こんな砂漠の谷間の小さな町にも、色々な歴史があるようです。



王様の道 
週末に、西の海岸に向けて、山越えをしました。
自宅からこの道を走るのははじめてて、ちょっとした観光気分です。

おお~、景色に山がある!
(以前いたカンザスの景色に、山というものは存在しなかった。。。)


横を走るトラックを見れば、てんこ盛りされたレモンを
運送中。南カリフォルニア~。


さらに山道に入っていきますと、景色はほとんどがオレンジ畑。
たわわに橙色の実をならせていました。

この日はすこし曇っていたのですが、
快晴の日は、ものすごくきれいな風景に違いありません。


この山間の道には、フルーツの直売店などがたくさんあります。
赤いバーン〈農家の納屋)の前に、とれたてイチゴの直売店があり、車をストップ!
このあたりは、ストロベリー・フェスティバルがあるほど、イチゴの生産が盛んです。
でも、わたしの注意はおいしそうなイチゴから、裏庭へと移っていきます。





レンガの小道を歩いていきます。






ここは、1839年に建てられた、ミッション(カトリック教会)の跡があるのです。



今は、隣にある、1920年代建造のお家をミュージアムとして
リフォーム中でした。










ミッションは、敷地のもっとずっと奥なのでしょう。

オレンジをつんだ、農家のトラックがあります。
その奥に見えるとても古い建物。。。。
あれは、納屋なのか、ミッションなのか?

。。。全ての風景が、不思議とちょっと現実離れした世界に見えてきます。

お百姓さんがたくさんいて、とても忙しそうにしていたので、
それ以上先へは行きませんでした。




大きなベル。外灯かと思ったのですが、、、
これには、また別の意味があるのです。

新鮮なイチゴをたくさん購入し、さらに西の海側へと進みます。






ヴェンチュラ・カウンティー、LAカウンティーの北にある大きな海沿いの町。




この町にもミッションがあり、今もミッションを中心にカフェやレストラン、
アンティークショップなどが並びます。週末のこの日は、
ファーマーズ・マーケットや、ブランチを頂く人たちでにぎわっていました。




こちらのミッションは、大きくてお手入れもしっかり!
あらためて、スペイン風建築が、とっても素敵に思えます。


カリフォル二アは、南にメキシコとの国境線があります。


1492に燃えたコロンブスが(笑)南米に渡ってきて以来、
色々なスペイン文化 (メキシコも昔はスペインの植民地)
が、北米に渡ってきています。ロサンジェルス、サンフランシスコ、
都市の名前も、その多くがスペイン語をもとにしています。


このスペイン風アドービ建築、ブーゲンビリアの花、そしてパームツリー。
これを見ますと、ああ、南カリフォル二アだ、と思うのです。









きれいなタイル張りの噴水、色とりどりのお花たち、
マリアさまの像など、本当にきれいな教会の中庭です。






たくさんの人が見物をしていましたが、それでも、
どこか、ココロが洗われるといいますか、す~っとした
キモチになるのは、さすが教会といったところでしょうか。







歴史あるミュージアム、お寺、教会、などは、みんな特別な
雰囲気を持っていて、わたしにとっては、宗教に関係なく、
この独特な雰囲気に、いつもココロが落ち着くのです。




















そして、ここにもある、このベル。

実は、こちら、”エル・カミーノ・リアル” 
(スペイン語で、王様の道、キングス・ハイウェイ)という意味で、
カリフォルニア州を南北に横断する、
カトリックの布教跡・教会をつなぐルートの目印なのです。

アメリカ東海岸では、母国イギリスからの独立に向けて
頑張っていた頃を前後とする1769年~1823年、こちらの西海岸では、
1日でたどり着ける範囲ごとに、こうやって布教の証である
教会が建造されて、町が栄えていきました。

その中でも、州を横断するメイン・ハイウェイ沿いにあるミッションに、
このベルが”王様の道”カトリック布教跡の目印として
建っています。もともとの古いベルの型をとり、それを
州内555箇所の教会前に、取り付けて行ったそうです!!

カリフォルニア州は、南北に長い州で、おおざっぱに言ってしまいますと
日本の本州くらいの大きさです。北のサンフランシスコと南のロサンジェルスが、
東京ー大阪間くらいの感じでしょうか。あくまで目安ですが。

観光で、何気なく立ち寄ったミッションはいくつかありました。

でも、いつか、南北、全てのミッションを見れたらな、なんて思ったりして。

。。。結構距離ありますね、きっと。笑。
Happy St.Valentine's Day!
アメリカは、今日がバレンタインでした。(時差のため)

ここは一体。。。と思うような、雪の日。

まるで、カンザス生活に戻ったような錯覚が!ブルブル。寒!

お天気が良いことで、有名な南カリフォルニアなのですが、
わたしが戻ってきて以来、雨や雪が多いのですよ。
そして、普通なら、今頃は氷や雪が降っているはずのカンザス、
テレビのお天気予報を見ますと、なぜか快晴!!

すっかりお天気が入れ替わっております。。。




引越しの後の、新居の整えもまだまだなのですが、
バレンタインは、だんなにラベンダーの鉢植えを買ってもらい、
その後、お家でディナーを作ってもらいました。






アメリカのバレンタインは、男の人が女の人に
チョコやテディベアーをあげたり、子供たちは、
お世話になっている、学校の先生方にカードを作ったりします。

女性が男性にチョコを送るという習慣がないので、
怠け者のわたし、毎年、このシーズンは、
ひそかにココロで喜びを噛みしめております。
m(_)m

そしてバレンタインのディナー、
ダイニングにドーンと座って、ワインを飲みながら、
だんながご飯を作ってくれるのを待っていました。






ワインの酔いも程よく回ってきた頃、
目もさめるような、いえ、酔いも一気に覚めるような
緑色の物体がテーブルへやって来ました!

これは、ブロッコリーとほうれん草のスープでした。

ものすごい迫力ですが、お味はマイルドでクリーミー、美味しかったです。

(飾り?のいんげんが、怪獣の手足のように、飛び出ていますが、、、汗。)






スープだけでおなか一杯になりそうでしたが、
この後、サーモンが出てまいりました。



でも、使っている器たちが、、、スープもそうでしたが、みんな、どこかへん。



器自体はおかしくはないと思うのですが、
組み合わせなのか、、、なんとなく、???



最後のデザートは、洋梨の赤ワイン煮でしたが、
こちらのプレートなんて、茶の湯のお茶碗!!
これにナイフを入れるのは、至難のわざです。

だんないわく、お皿がない~~~!

そういえば、引越しの際、持っていたもの、ほとんどカンザスのお友達の家に
置いてきちゃったのですよね。お皿がないわけです!
(ワイングラスだけはある。)

なんだか、おままごとみたいな、バレンタイン・ディナーでした。
ノッソ、ノッソ・・・
現在のおうちの隣は、小川が流れる公園があります。
温かい日の夜は、カエルの大合唱が聞こえます。
(冬なのに。。。)



カンザスでは、リスはもちろん、蛍やうさぎ、
つながれていないどこかの飼い犬などが、
良く前庭にやってきていました。




田舎なので、最後は何でもあれ!状態でしたが、
LA郊外も、なかなか負けていません。



この自然な小川のせいでしょうか、様々な小鳥が
集まっています。そして、猫。たくさんおります。








2Fの窓から下を見渡せば、いや、木の上にも、猫ちゃんがいます。
窓の外を見るたびに、誰かしらいます。笑








ノッソ、ノッソと歩いていて、その体格は見事なもの。












お、こちらは、白黒のタキシード・キャット!







お仕事の合間に、窓の外を見ると、遠くには雪化粧の山々、

そしてバルコニーの下には、今日も猫ちゃんが歩いています。




なんだか幸せです。笑