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描いた人のみぞ知る
細い線で丁寧に描かれたまつげ。

透き通るような美しい瞳。

やわらかなカーブを描く眉。








きゅっとしまった口元、ぷるるんと豊かなくちびる。
整った鼻のかたち。









長い髪を優雅に指に絡まらせ、、、、




1800年代中頃の女性でしょうか。




見つめていると、思わず怖くなくような、
ため息がでるような、いろんな思いが交差します。



でも、ひたすら美しい昔のプリント画です。



その細かなラインに、息をのんで見つめていますと
あれ? 彼女の片手部分がどうも未完成のよう?

きれいなパールのネックレスを持っている片方の手が、
どうも他と違います。下書きで終わっています。

でも、この画の中心は、彼女のお顔部分。
はしにある、この手とパールは、あえて印象を強くせず、
さらっと描いて、そのままフェードアウト効果?を狙う
完成だったのでしょうか?

結局は、描いた本人が終わりと思う時点で、
その絵は完成となるのですが。

描いた人のみぞ知る、この絵の完成度。
あっと言う間に
もう1月中旬ですね。

そして、私がカンザスからカリフォルニアに戻って、もう1年。

早いなあ。去年の今頃は、カンザスのお家で
指折り数えて、暖かいカリフォルニア行きを
待ち望んでいました。

そして、朝日がきれいな今日、遠くに見える山々や
隣の公園の木々を見ながら、今月末の引越しを
また楽しみにしている私です。

カンザスから数えて約4年の田舎生活にさようなら。

裏庭で、ハーブガーデンを作ったり(←勝手に育ってくれました)
メロンやスイカを育て、ひまわりの種を植え、
お庭のりんごの木に、たわわになった赤い実で
アップルパイも作りました。(一応色々トライしてみました)

ウサギが跳ねて、リーシュのない犬がさまようカンザス。
そして、夜にタヌキが現れる、このカリフォルニアの田舎。

みんな、みんな、さようなら。
今度は、孔雀が隣人?です。(一応街中のはず)
第121回、パサディナ・ローズパレード
ただ今、こちらは、元旦のお昼過ぎになります。
テレビでは、南カリフォルニア、パサディナ市で行なわれている
元旦恒例、ローズパレードの中継を放映中。

このローズパレードは、フロート(山車)など
すべて本物の華やかな薔薇で飾られ、町の中心を東西につらぬく
コロラド通りをねり歩きます。今年で121回目を迎えます。

ものすごい数のボランティア、地元はもとより、
世界中からパレードに参加する団体たち、企業、
ハリウッドセレブなどに支えられた一大行事です。

オットの父親も、学生時代はボランティアに参加し、
延々と巨大な山車に、薔薇の花をのりで貼り付けて
行ったそうです。笑

実は私、このパレードの開催される町に今月末に引越しなのです。
昔から、何回も遊びには行ったことのある町なのに、
住むとなったら、このパレードが急に身近に感じてきます。

ちょっと日本のお正月が恋しいな、って思っていました。
でも、このパレードを見て(テレビで笑) 元気を貰いました。
ルルル~。←鼻歌登場。
A Happy New Year!!
みなさま、新年あけましておめでとうございます。
昨年中は、たくさんの方々にご来店頂きまして
有難うございました。

2010年も、皆様にお喜び頂けるような、
素敵なアンティーク&物語を探して参ります。
どうぞ、キャラメルデザインを宜しくお願い致します。

アメリカ西海岸は、日本時間の午後4時頃かな?
時差のため、世界の中でも遅い?ニューイヤーを迎えます。笑
今年も頑張ります!(^^)*
Merry Christmas & Happy Holidays!
ブログをご覧頂いている皆様へ、キャラメルより、メリークリスマス!

楽しいパーティ中の方、しっとりと静かな聖夜をお過ごしの方、
新年へ向けて、元気にハッピーにお過ごしくださいね。

こちらは、時差のため、まだ23日です。

私は、明日、オットの家族と過ごしますので
(アメリカでクリスマスは、ファミリーホリデーなのです)
今日は、土壇場、最後のプレゼント・ショッピングです!

行ってきます!!
ご近所さん、になるかもしれない。
。。。。!?



今日、お家探しに行った時に見かけた、孔雀の行列。



普通の住宅街でのことです。田舎ではありません。



一区画のみ、空き地があり、そこで彼らは遊んでいました。





私が見つめているうちに、わらわらと道路へやって来て
そのまま、道路を横断し、当たり前のお顔をして
お家へ帰って行きました。









この辺では、有名な孔雀軍団らしいです。






画像にはありませんが、この後、彼らは楽々、
家の屋根に、その優雅な羽を広げて飛びました。





可愛いカルガモさんの、ファミリーが道路を渡るのは
見たことがあっても、こんな街中で、優雅な孔雀軍団@!





すごいなあ。 私、この近所に住むのかしらん???
そろそろ、お引越し
来年1月末に、引越しを予定しています。


私のブログを昔からご覧になっていらっしゃる方は、
またか! と思われることでしょう。


そうなのです。笑 
わたしもオットも、こういうことになると
意見が妙にあってしまい、やれ旅行だ、引越しだ、
年中移動、落ち着きません。ニガ笑。


でも、こんな移動可能なのも今のうち。
来年から、そろそろ落ち着こうかな、と思います。


オットの両親・親戚、みんなカリフォルニアなので
(日本の私の両親には、申し訳ないですが、涙)
せめて、オットの家族の近くには、、、と考えています。


さあて、どこに決まるのかな。 ←のんき+開き直り。笑




画像: 町を散策中に見た、古いチャーチです。
ため息のエフェメラ
こちらは、ただ今更新準備中のお品たちです。


作業中も、あまりの美しさにため息連続の、
儚いアンティークペーパーたちです。


皆様に、いち早く画像をお見せしたくて
ブログ内で、ちょっぴりご紹介です。


シルバーのメタリックレースのような飾り、





ブルーがきれいなわすれな草の細かなモチーフ、、、





どれも、立体的加工がしてある、1800年代のカードたちです。














ピンクとフラワーで、大変ロマンティックなお品も。



← この3重の立体感をご覧ください!







キュートなチャイルドに、レースモチーフのダイカット。













大切な人のお誕生日のお祝いに、グリーティングカードに、、、





昔の人の想いをつづった美しい、紙製品たち。





100年以上の間、持ち主も変わったことでしょう。
たくさんの人に愛され、その美しさで彼らの心を癒して来たのでしょうか?








ヴィクトリア時代から受け継いだ、ため息のエフェメラたち。
足し算
こちら、昔にカンザスの田舎で見つけたものです。



黒光りするいかにもアンティークな装いに、
両手でも、気合を入れないと持てないくらいの重さ。



何の縁があったのか、とうとう西海岸まで
連れて帰ってきてしまいました。



古いレシートのペーパーがまだ残っています。
セピア色がかって良い雰囲気。



キャッシュレジスター?

いいえ、こちらは、なんとアンティークの計算機。

。。。。。しかも、足し算しか出来ません。

何回も使用されたのが、数字のあたりの消耗から良く分かります。

この大きさ、そして堂々と American とお里を記す金文字入り。
メーカーの名前でしょうか。


これを見ていますと、足し算もまるで、大げさな儀式に思えてきます。


これに比べて、現代の製品たち。。。
なんとまあ、テクノロジーは進化したことでしょうか!


数字をセットしレバーを引いて足し算、チーンと、レトロな音をさせてくれました。


暗算のほうが、早いかな。。。。? 笑
久しぶり
今日、カンザスでのお友達、パティから電話がありました。

特に用はないんだけど、元気かなと思って、、、
と、カリフォルニアの私たちまで長距離電話をくれたのです。
カンザスは、もう頭も凍るくらい寒い季節の真っ只中に突入です。

とりとめのないお喋りをして、電話へのお礼を言い、
また来年に会おうね、と電話を切りました。

彼女とは、アンティークディーラー同士、色々なセールで
顔見知りになりました。いつも、ディーラー間のゴシップの発信地!
私たちの、情報源の彼女でした。笑

ただお喋りな人なのか?と思ったら、他の人たちには
ぺらぺら喋りません。笑 なんだか、私たちにはとても
信用できるお友達となったのです。


10月のカンザスへの仕入れの際、
久しぶりにあったアンティークディーラーたちが
みんな、優しく大歓迎で迎えてくれたのに、
正直、仰天のわたしたちでした。

彼らは、お家開放セールで商品争い?をするライバル同士であり、
私は彼らのお客さんではありません。
ここでは、なるべく初出し・屋根裏発見物なるお品を集めたいと
通常、虎視眈々とセールを行なうお宅の扉が開くのを待つ、ディーラーたちです。

実は、ここに住んでいた頃の私は、どこかで彼らを”閉鎖的な
田舎の白人”、と思っていました。(ヒドイですね)
普通にお話などをしていても、どこかで、一線を引いていた私でもあるのです。

どころが今回は、みんな大きなスマイル、ハグ、
そして、住んでいた頃は喋ったことのない人たちまで、
しばらく見なかったけどどこへ行っていたの?
元気だった?と会話に花が咲きます。

みんな優しい。私たちのことをちゃんと覚えていてくれたのです。
寒い早朝のセールが、とても温かく感じました。

そして思ったのは、当時、慣れない新しい土地で、
どこか緊張して、かたくなになっていたのは、
私のココロのほうだったのかもしれません。

知らず知らずのうちに、閉鎖的になっていたのは、きっと私のほう。

みんな話し出したら、きっと優しい。最初に、ちょっぴり勇気がいるだけですね。
と、子供の頃の、新学期初日みたいなことを思うのでした。笑

一人、いつも真冬でも半ズボンに、つりバンドという、
変わっているおじいさんディーラーがいるのですが、
この方、今回長ズボンに衣装が変わっており、
話しかけられても誰だか思い出せず、、、

あ!半ズボンにつりバンドのおじいさんだ!

ズボンで人を覚えていた私です。汗。



画像: カンザスの冬の光景
12月のキャラメルスペシャル
12月初めの更新のお品たちです。
キャンディボックスを開ける時みたいに
わくわくする、セットを色々ご用意しました。

木製スプールに、真紅のシルク糸、
様々なレースパーツ&トリム
シルクリボン、、、
ロマンティックなこちらのセットは、限定1です。


ふわふわの白いフェザーに、クリスタル・シャンデリアパーツ、
リモージュ・ポーセリンパーツに、ハンドメイドレース、、、

クオリティ・アイテムに、キャラメルが、コロラドリバーで
出逢った小さな白いシェルも仲間に入れました。
素敵な色合いのセットです。こちら限定3セットです。



フレームに入れても素敵な、ロココ・マドモアゼルのプリント画(リプロ)
ヴィクトリアンのカード数枚、エドワディアンの雑誌ページ、
薔薇のデコパージュに、ミュージックレッスンの厚紙。
コラージュやスクラップブック、ラッピングのアクセントなどに
楽しい、28枚~+エフェメラ・セットです。 限定4セット。





そして、こちらは、ピンクのお花ボタンが10個!
他、ニードルセットや、ミルクキャップ、
木製せんたくばさみなど、カジュアル&キュートで
まとめて見ました。明るいカラーで、うきうき元気なセットです。
限定3セット。

このほか、デュシェスレース、アイリッシュクロシェの大物など
素敵なお品満載です。更新をお楽しみに!!
サンクスギビング・ディナー
アメリカでは昨日、サンクスギビングでした。
日本のお盆やお正月並の、大型休日です。


この日のために、全米中が家族のもとや
お友達のもとへ集まります。感謝祭前後は
大変な交通渋滞も発生するくらいです。


全ては、この日のディナーテーブルにみんなでつくために!
でも、郊外に住む私たちは、オットの両親や大勢の親戚の
招待にも遠慮して、今年は静に2人で過ごすことにしました。
(これはこれで、気を使わなく楽しいかな~。笑)





我が家では、たまには、違ってもいいよねと
今年は七面鳥ディナーではなく、ローストビーフにしてみました。




ペッパーをきかせて、付け合せには、ヨークシャープディング、
マッシュポテトや、グラタン、スタッフィング、アスパラガスと
マッシュルーム・ソテー、などなど。




この日の朝、青い空がぬけるようにきれいで、
ちょっと肌寒くも見える窓の外。


ベッドから起き出すと、キッチンのオーブンが
お部屋を暖かくしていました。

オットが、お料理の準備をして、オーブンを
早めに温めていたのでした。


午後遅くになり、全てのお料理がテーブルに並びます。




。。。よくよく考えると、もくもくと食べること意外、
何もしてないこの日の私。。。!


全てのお料理を用意してくれた、オットに、
まさに”感謝”の一日でありました!!


アリガトウ!
ジャパン・ビスク ~80年間ずっと一緒~
ちいさなミニ・ビスクドールのカップルたち。

インディアンの衣装をまとったり、
チャイナ服のカップルだったり、、
インドの紳士&淑女だったり、、、

でも、そのピンクのほほと、つぶらな瞳、
マンガチックなそのお顔は、素朴な日本製。

昔々に、遠いアメリカに向けて、みんなカップルで出発しました。

ペアで出かけたのに、長い年月の中、バラバラになってしまった子たち、、、
そして、壊れてしまった子たちもいます。

今回ご紹介のカップルたちは、80年近く離れることなく、
ずっとカップルで過ごしてきた、ミニチュア・ビスクたち。

ただ今、長い時を経て、日本へ帰国準備中です!
緊張する本
ボロボロのヴィクトリアンブック。


見つけたきり、おうちの本棚の奥につんだままの、その絵本。
ある日、何気なく広げて見ました。


100年を過ぎて、それでも物語を伝えるべく、
かろうじてつながっている、セピア色のページたち。





愛らしい子供や美しい女性たち、元気な動物の挿絵、、、
通常のヴィクトリアンの、そんな優雅な光景はどこへやら。


どこか挑戦的で、意思のしっかりした少女の様子が
描かれています。


はさみを握り、美しい長い髪を切ろうとしているその姿。


きちんとした身なりの少女。


手に持ったはさみは、彼女のその長い髪を
今まさにカットしようとしています。





まだ読んでいない物語の挿絵、
非常にドキドキさせられます。。。
夜中の訪問客
夜中にベランダの外で、ガサガサと音がしました。


わたしは一応、街中に住んでいるのですが、
となりには、小川が流れる広大な公園があります。
そのせいで、キツネ?まで見たことがあるような気もします。
(それか、巨大な猫だったのでしょうかね?笑)


そして近所には、たくさんのノラ猫ちゃん達が歩いているので、
この、がさがさ音にも、どの猫かな?と外を何気にチェック。。。


!??


ベランダ脇にある、屋根まで届くくらいの高い木に、
まるでコアラのように、あらいぐま?が張り付いていました。


わたしと目が合うと、のろのろと、木からおりはじめました。


カメラ、カメラ、と戻って見ますと、あらいぐまちゃんは、
ちょうど、地面に着陸したところ。


それでも、あまり急ぐ風もなく、面倒くさそう~に
ノロノロ、ノロノロ、、、、。


屋根で、どんどんっ。とこの間からの騒音の原因は、、、
あなただったのですね? 犯人発見です!
キャンベルさん、夢のお城
こちら、先月の仕入れまわりで、偶然通りかかったお宅です。





以前からそこにあるのは、知っていましたが、
今回、はじめてマジマジと観察?して参りました。





この日はどんより曇り空、この古い豪邸も
まったりと眠っているかのようでした。












リバーサイドに位置するこのお宅を
地元の人々は”キャンベル城”と呼びます。













この”キャンベル城”は、1800年代に、バートン・キャンベルさんという人が、
ヨーロッパのお城を夢見て施工した、28部屋の豪邸なのです。









お家自体は、ヴィクトリア時代のものですが、
階段の手すりは275年前のロンドン製のもの、
暖炉はなんと700年前のフランスもの、
ランプはスペインのアンティーク、、、。

(↑ちょとお国がバラバラですが。ニガ笑)

と、まさにヨーロッパから、よりすぐったアンティークを
集めて、彼は夢の城を完成させたのです。









三角屋根のタワーや、重厚な円柱タワー。

























屋根の上には、エンジェルかガーゴイル?
ずっと、このお城を守ってきたのでしょうか?

ガーゴイルは、お屋根の、といから流れてくる
雨水の排出用としての役目が本当らしいのですが、
どうも、敷地の守り神みたいに見えてきます。

だんだん私の中では、鬼瓦とか、しゃちほこに
イメージがだぶって参ります。。。笑




キャンベルさん亡き後、残念ながら彼の子孫が
この家を継ぐことはなく、お城は後に人手に渡って行きます。


1900年代の間に、何回もこのお城の”王様”はかわりました。


1970年代には、この老朽化の進む28部屋の豪邸維持費が
莫大な額にふくれあがり、ついに、当時のオーナは、
このお城を美術館のように、一般公開することにしました。


色々あっても、朽ち果てたり、解体されることなくこの地に残ったお城です。


現在は、ベッド&ブレックファストとして営業中。


きれいにお手入れされており、
紅葉のはじまった中、堂々たるたたずまいでした。
秋のヴィクトリアン・ストリート ~サライナ~ カンザス
今回は、10月半ばの、仕入れ旅の様子を少しご紹介です。



もうすでに慣れてきた、カリフォルニア-カンザスの大陸半分横断旅行。
平坦な大地を片道2日間運転、途中のニューメキシコ州で一泊です。



長い道中、運転に飽きてくるだんなと二人、アメリカ合衆国の
州名を全部を言い合うとか、へんてこな言葉遊びまで飛び出します。





紅葉のはじまった、アメリカン・ハートランド(アメリカ中心部)に到着です。

落ち葉がハラリと落ちる様子に、ちょと胸きゅん、秋を感じていました。
南カリフォルニアですと、強風の後に、巨大なパームツリーの葉が
道路に落ちていることはありますが。笑 






今回、最初におじゃましたお宅は、左のブラウンの三角屋根のお家。

1900年初頃の建築。画像では小さく見えますが
さすがアメリカン・ハウス、中は巨大です。
インテリアには、重厚な家具など、素敵なものがたくさんでした。

このお宅は、今は初老のご夫婦が25年間以上ここで過ごし、
子供たちもみな、このお家から巣立って行ったそうです。

そして先日、ロッキー山脈のふもと、
コロラド州にログハウスを購入し引越し!!
これから引退後は、そちらで山の生活を謳歌するそうです!

カンザスに山はまったくありません。どこまでも平ら~、、、です。
長い間、山の暮らしが憧れだったそうです。

奥様は、ドールコレクター、だんな様は、鉄道模型マニア。
お家の中にも、そういったコレクションの様子が溢れていました。

必要なものだけを厳選して引越してしまい、
家もろとも、残りは全部処分、もしくは子供たちで分けるように!
との、彼らのメッセージが、子供たちに届いた時、、、

もうご夫婦はすでに、コロラドへ行った後でした!笑

第二の人生、お二人とも、存分に謳歌していますように!!






その後、ハロウィーンのかぼちゃや、黄色いフラワーの
ショップを通り越して、北に向かって1時間半ドライブしました。








こちらの町は、ヴィクトリアンハウスがかなり残っていて
ちょっとした、タイムトリップ気分です。





レンガのお家。









カラフルにペイントされたアメリカン・ヴィクトリアンたち。


















まるで、お菓子の家のような、ドールハウスのような
可愛いおうちたちです。













円柱のある、迫力あるお宅もあります。









こちらは、ちょっと濃い目の色合いが素敵な
コテージスタイルのおうち。













すらっとしたレディを思うような、きれいなヴィクトリアンハウス。










最後のグリーン屋根に、白い壁のオールドハウスは、
まるで、トム・ソーヤのお家みたいです。

その昔、窓から出入りしちゃう、いたずらっ子は
ここに住んでいたのでしょうか?


秋の木漏れ日の中、ヴィクトリアンハウスのある
ストリートで、ちょっぴりタイムトリップでした。
帰還致しました~!
昨日、仕入れの旅より戻りました。

パシフィック・タイムから、マウンテン・タイムと
国内の時差も超え、広大なアメリカ大陸の
田舎町をめぐって来ました。

紅葉の始まったカントリーは、温かい人々と
素敵なお品に溢れていました。

準備が整いましたら、旅の様子などと共に、
HP更新致します。どうぞ、お楽しみに!

*お客様には、留守中も、温かいお便りや、ご注文を
頂きまして、どうも有難うございました。m(_)m
行って参りま~す!
10/22まで、仕入れのため、田舎めぐりをして来ます。


今回も広いアメリカ大陸、平坦で一直線な
田舎道を眠らないよう頑張って行って参ります。笑


町外れの、いつ開いているかもわからないような、アンティークショップや、、、





何代にも渡り、同じ古いお家に住んでいるファミリーから、
直接お品をわけてもらうため、ひたすら収穫を終えたばかりの
小麦畑の中の一本道を走って行きます。


屋根裏から、地下室から、、、当時美人だった
曾おばあさんの宝ものが、懐かしい昔話と共に、
出てくるかもしれません。




古いヴィクトリアンのアーモアの扉を開いたら、
手刺繍やアンティークレースが
そっとしまわれているかもしれません。


まだ夏みたいな日もある南カリフォルニアから
気温差があり、かなり寒くなっている内陸部へ
ひたすら車を走らせます。



きれいな紅葉が見られると思います。


PS: 留守中も、お買い物OKです。カートオープンしております。
発送・メールへのお返事は、10/22頃、戻り次第となります。
宜しくお願い致します。

素敵なアンティークと、お話をたくさん集めて帰ってきます。

いって参りま~す。
間違っちゃったお話
私の家の斜め向かい側には、公園がありまして、
ちょっと朝のお散歩に行ってまいりました。
公園入り口には、星条旗があり、
その下には、カリフォルニアの州旗が
風にゆらゆら。熊さんのイラストです。笑

そして、白い壁にくすんだグリーンのペイントが
可愛い、後期ヴィクトリアンのちいさな建物があります。

1800年代、この地にはじめて出来た学校です。

ロサンゼルス郡の、東北に位置するこの町パームデールは、
当時、アメリカ中西部にやって来ていた
スイスとドイツからの人々が、入植した町です。

カリフォルニアの海岸をめざし、何ヶ月もかけ、
大陸を渡って来た記録があります。

一同目指すは、話に聞いているとげとげの奇妙な葉を持つ、
パームツリー。この木を見たら、暖かな南カリフォルニアの証。
海岸が近い証拠だと。

実際に、サンタモニカなどの海岸までには、あと山を3つくらい
超えないと駄目だったのですが、(今では車で一時間ですけどね)

彼らは、砂漠や乾燥地帯に生える、とげとげの葉を
持つサボテン科の木(ジョシュアツリー)を見て、

「おお!これがウワサに聞いていたパームツリーに違いない!!
ここから海はすぐそこなのだ!!」

と、みなさん、この地で旅を終えて、落ち着いてしまったそうです。笑

生まれてこのかた見た事もない、パームツリーを夢に描き、
間違ってサボテンみたいな植物をパームツリーと思い込んでしまった。



← 海岸沿いに生えるパームツリー







← 砂漠に生えるジョシュアツリー



そして、町の名前はドイツ語で、’パームツリーの谷’とう意味である、
’Palmenthal’、と名づけられ、現在のパームデール市に至ります。

ちょっとした間違いで、町が1つ出来てしまったわけですね。
良く考えますと、すごいことでです!笑

そんな小話を思いながら、ヴィクトリアンのスクールハウスをチェック。

公開はしていないようで、鍵がかかっていました。残念。
でも、とってもちいさくて1部屋くらいしかありませんので、
窓から中の様子は良く見えます。

ここも、きっと何かの物語の中のように、
年の違う子供たちが、一緒に机を並べて
お勉強したのでしょう。


パームデールの1900年時の町の人口は、100人ちょっと。
その後、1950年代までは、眠ったように静かな町だったのが
空港が出来、そして、80年代のバブルにのって、新興住宅が
次々に建設され、郊外の町としては、驚くほどの成長を
遂げたそうです。

でも、海はやっぱり山の向こう。

彼らはその後、山を越え、海を見たことがあったのでしょうか?